2026年ロベルトクレメンテ賞 候補者30名を発表|ドジャースはウィル・スミス|社会貢献の取り組み

MLBは毎年、社会貢献や慈善活動で模範的な行動を示した選手に「ロベルトクレメンテ賞」を授与しています。
2026年は、9月14日(日本時間)に全30球団の候補者が発表されました。

この賞は、プレーだけでなく社会貢献や慈善活動でも大きな功績を残した外野手、ロベルト・クレメンテの名を冠したものです。

この記事では、ロベルトクレメンテ賞の概要や2026年の候補者一覧、注目選手の活動を紹介します。
受賞者は、ワールドシリーズの期間中に発表される予定です。

ロベルト・クレメンテとは

ロベルト・クレメンテはプエルトリコ出身の外野手で、1955年のメジャーデビューから1972年までパイレーツ一筋。

在籍中にメジャー通算3,000安打を達成し、強肩強打の名選手であると同時に、慈善活動や災害支援にも積極的に取り組んでいました。

1972年12月、ニカラグア大地震の被災者支援のため救援物資を届ける途中にチャーター機が墜落し、38歳の若さでこの世を去りました。

その人道的な姿勢は今も多くの人々に語り継がれています。

MLBは2002年から毎年9月15日を「ロベルトクレメンテ・デー」と制定し、この日は全選手・監督・コーチが「21」のパッチを胸につけて試合に臨みます。

さらにプエルトリコ出身の選手、歴代のクレメンテ賞受賞者、各球団の候補者は、背番号「21」を実際に着用することが認められています。

特にパイレーツでは、全員が「21」を背負ってプレーする姿が恒例となっています。

クレメンテ賞とは:直近の受賞者と活動内容

ロベルトクレメンテ賞は、野球の実力だけでなく社会貢献や人道活動で功績を残した選手に贈られる、MLBで最も名誉ある個人賞のひとつです。

1971年に「コミッショナー賞(Commissioner’s Award)」として創設されましたが、1972年末のクレメンテの急逝を受け、翌1973年に現在の名称となりました。

以降、毎年全30球団から1名ずつ候補者が選ばれ、最終的にその年を代表する選手が表彰されています。

2021年:N.クルーズ(ツインズ)

母国ドミニカ共和国で、歯科医や検眼士を派遣しただけでなく、警察署や診療所への資金提供、救急車や消防車の寄贈など、様々な活動を行っています。
また、新型コロナウイルスのパンデミックの際には、医薬品や食料の提供、経済的支援などで故郷の人々を手助けしたことも評価されました。

2022年:J.ターナー(ドジャース)

「Justin Turner Foundation」を運営し、ホームレスの退役軍人、命を脅かすような病気と闘う子供たちとその家族、そして少年野球団体を支援しています。
ロサンゼルス地域の60以上のフードバンクへの食料供給や、毎年のゴルフトーナメント開催、病院訪問などの活動も評価されました。

2023年:A.ジャッジ(ヤンキース)

「ALL RISE Foundation」を設立し、ブロンクスやカリフォルニア州のサンホアキン郡とフレズノ郡の若者の支援に注力しているなどの活動が評価されました。

2024年:S.ペレス(ロイヤルズ)

ラテンアメリカや米国内の子どもを支援し、教育・医療・食料提供活動を行っています。

母国ベネズエラで困窮した家庭への物資提供や子どもたちの手術費負担、小児病院に毎年1000個以上のおもちゃを寄付したり、警察官の支援を続けていることが評価されました。

2025年:M.ベッツ(ドジャース)

妻ブリアナさんとともに設立した「5050財団」を通じて、ロサンゼルスとナッシュビルの若者を支援しています。
活動の柱は「身体の健康」「心の健康」「栄養」「お金の知識」の4つ。
ロサンゼルスの山火事被害者への支援や、UCLA小児病院での医療支援なども評価されました。
ドジャースの選手としては、4人目の受賞です。

2026年 ロベルト・クレメンテ賞:候補者一覧

今年の候補者30名のうち、14名が初めての候補入り。
2026年のオールスター選出選手も7名含まれています。

🟦ア・リーグ

チーム候補者
東地区
RソックスG.ウィットロック
ヤンキースC.ロドン
オリオールズP.アロンソ
ブルージェイズG.スプリンガー
レイズC.マリンズ
中地区
ガーディアンズJ.カンティーヨ
タイガースJ.バーランダー
WソックスD.マーティン
ロイヤルズB.ウィットJr.
ツインズP.ロペス
西地区
アストロズJ.ヘイダー
アスレチックスZ.ゲロフ
マリナーズJ.ロドリゲス
レンジャーズJ.バーガー
エンゼルスZ.ネト

🟥ナ・リーグ

チーム候補者
東地区
ブレーブスA.ライリー
マーリンズO.ロペス
メッツF.リンドーア
フィリーズK.シュワーバー
ナショナルズN.ヌニェス
中地区
カブスD.スワンソン
レッズJ.トレビーニョ
ブリュワーズC.イエリッチ
パイレーツB.ロウ
カージナルスJ.ウォーカー
西地区
DバックスC.キャロル
ドジャースW.スミス
ジャイアンツL.ウェブ
パドレスJ.アダム
ロッキーズK.フリーランド
出典:MLB公式サイト

2026年注目選手の社会貢献活動

  • ウィル・スミス(ドジャース)
    2021年に妻カーラさんと「Catching Hope Foundation(キャッチング・ホープ財団)」を設立。
    小学校の先生だったカーラさんの経験から、学ぶための道具や環境が足りない子どもたちを、ロサンゼルスで支援し続けています。
    今回が初めての候補入りで、昨年のベッツに続くドジャース2年連続の受賞なるかに注目です。
  • カイル・シュワーバー(フィリーズ)
    2017年に妻ペイジさんと「Schwarber’s Neighborhood Heroes」を立ち上げ、警察官や消防士、軍人とその家族を支援。
    これまでに100万ドル以上の助成を行い、1,800組を超える家族を球場などに招待してきました。
    父親が地元の警察署長だったことが、活動のきっかけです。
  • ジャスティン・バーランダー(タイガース)
    今シーズンで21年間の現役生活を終えて、引退したピッチャー。
    サイ・ヤング賞3回、世界一2回という実績のある選手が、引退の年に候補に選ばれました。
  • ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)・コービン・キャロル(Dバックス)
    どちらも昨年に続いて2年連続の候補入り。
    若きスター選手として、球場の外でも存在感を放っています。

2026年ロベルトクレメンテ賞 受賞者

2026年の受賞者は、10月24日(日本時間)に開幕するワールドシリーズの期間中に発表・表彰されます。

選考は、コミッショナー事務局や放送局、野球殿堂、そしてクレメンテの3人の息子さんたちによる選考委員会が行います。
ファン投票はレギュラーシーズン最終日まで行われ、ファン投票の1位が選考委員会の「1票」として数えられます。

受賞者が決まり次第、この記事に追記します。

ロベルト・クレメンテは、フィールドでの実績だけでなく、社会への貢献を何よりも大切にしていた選手でした。

その姿勢は今もMLBに受け継がれ、2026年の候補者たちの活動からも同じ精神を感じ取ることができます。
今年はどの選手が選ばれるのか、ワールドシリーズでの発表を楽しみに待ちましょう。

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