2026年7月12日(日本時間)、MLBドラフトの1日目が開催されました。
この記事では、1巡目の指名結果(PPI・戦力均衡ラウンドA・贅沢税ペナルティ分を含む、全体40位まで)を一覧表にまとめました。
※本記事の指名順位および契約情報は、MLB公式サイトを参考に作成しています。
2026年MLBドラフト1巡目|全体1位〜10位の指名一覧
💡金額は概算で百万ドル単位($1M=100万ドル)で表記しています(契約金/スロット額)
| 順位 | チーム | 選手名 | 契約金/スロット額 |
|---|---|---|---|
| 1 | Wソックス | R.チョロウスキー | $10.35M/$11.35M |
| 2 | レイズ | G.エマーソン | $9.75M/$10.51M |
| 3 | ツインズ | V.ラッキー | $9.50M/$9.74M |
| 4 | ジャイアンツ | J.フローラ | $8.00M/$8.99M |
| 5 | パイレーツ | D.クリエル | $6.20M/$8.34M |
| 6 | ロイヤルズ | Z.ローズ | $5.81M/$7.75M |
| 7 | オリオールズ | E.ブースJr. | $7.32M/$7.33M |
| 8 | アスレチックス | D.バーレス | $7.50M/$6.98M |
| 9 | ブレーブス | A.J.グラシア | $4.00M/$6.68M |
| 10 | ロッキーズ | T.ベル | $6.00M/$6.39M |
💡スロット額とは?MLBがドラフト指名順位ごとに定めている「契約金の目安額」のこと。チームごとに与えられた総額(ボーナスプール)の中でやりくりします。
🍀注目①:全体1位はUCLAの遊撃手 R.チョロウスキー
ロッタリー抽選1位を引き当てたホワイトソックスは、UCLAの遊撃手ロック・チョロウスキーを全体1位で指名しました。
守備・打撃ともに大学球界トップクラスと評価されていたので納得の1位指名です。
11位〜25位|1巡目後半の指名一覧
💡金額は概算で百万ドル単位($1M=100万ドル)で表記しています(契約金/スロット額)
| 順位 | チーム | 選手名 | 契約金/スロット額 |
|---|---|---|---|
| 11 | ナショナルズ | C.ハコピアン | $5.70M/$6.13M |
| 12 | エンゼルス | J.グラインドリンガー | $5.89M/$5.89M |
| 13 | カージナルス | T.コンドン | $5.16M/$5.66M |
| 14 | マーリンズ | J.ロンバード | $5.00M/$5.44M |
| 15 | Dバックス | R.ヘルフリック | $5.24M/$5.24M |
| 16 | レンジャーズ | G.ロハス | $4.60M/$5.05M |
| 17 | アストロズ | L.ヒューズ | $3.41M/$4.87M |
| 18 | レッズ | J.レブロン | $5.00M/$4.70M |
| 19 | ガーディアンズ | L.ピーターソン | $4.53M/$4.53M |
| 20 | Rソックス | J.シャフナー | $2.00M/$4.37M |
| 21 | パドレス | C.ボースウィック | $3.80M/$4.22M |
| 22 | タイガース | C.フルーキー | $3.80M/$4.08M |
| 23 | カブス | C.タウンゼンド | $3.10M/$3.95M |
| 24 | マリナーズ | A.リース | $3.50M/$3.82M |
| 25 | ブリュワーズ | T.イーベル | $2.80M/$3.70M |
🍀注目②:25位のT.イーベルは、ドジャース・イーベルコーチの息子
25位でブリュワーズに指名されたトレイ・イーベルは、ドジャースのディノ・イーベル三塁コーチの息子さん。
昨年のドラフトで32位指名された兄ブレイディに続き、兄弟そろっての1巡目指名となりました。
26位〜40位|PPI・戦力均衡ラウンドA・贅沢税ペナルティ分の指名一覧
26位以降には、PPI(プロスペクト昇格インセンティブ)や戦力均衡ラウンドA、贅沢税ペナルティで10位繰り下がった1巡目指名権が並びます。
💡金額は概算で百万ドル単位($1M=100万ドル)で表記しています(契約金/スロット額)
| 順位 | チーム | 選手名 | 契約金/スロット額 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 26 | ブレーブス | C.ベック | $2.68M/$3.58M | PPI指名 |
| 27 | メッツ | C.ウィギンズ | $3.46M/$3.47M | 贅沢税で10位ダウン |
| 28 | アストロズ | J.ラデル | $3.00M/$3.36M | PPI指名 |
| 29 | ジャイアンツ | C.ボレモン | $3.38M/$3.27M | CB A (ガーディアンズからトレード) |
| 30 | ロイヤルズ | T.レイブ | $3.20M/$3.19M | CB A |
| 31 | Dバックス | B.ブライアント | $2.75M/$3.12M | CB A |
| 32 | カージナルス | T.クーンズ | $3.04M/$3.04M | CB A |
| 33 | レイズ | T.マーチャンド | $2.55M/$2.97M | CB A (オリオールズからトレード) |
| 34 | Wソックス | L.トーメ | $2.50M/$2.90M | CB A (パイレーツからトレード) |
| 35 | ヤンキース | H.ディーツ | $2.50M/$2.83M | 贅沢税で10位ダウン |
| 36 | フィリーズ | T.スパングラー | $3.25M/$2.76M | 贅沢税で10位ダウン |
| 37 | ロッキーズ | D.ジャクソン | $2.30M/$2.70M | CB A |
| 38 | ロッキーズ | L.レデマン | $2.63M/$2.63M | 2巡目 |
| 39 | ブルージェイズ | C.カーロン | $2.40M/$2.57M | 贅沢税で10位ダウン |
| 40 | ドジャース | B.ローランス | $3.00M/$2.50M | 贅沢税で10位ダウン |
※CB A=戦力均衡ラウンドA。トレードで指名権が移動したものは( )内に元の球団を記載しています。
🍀注目③:ドジャースは全体40位で高校生ショートのB.ローランスを指名
贅沢税ペナルティで最初の指名が全体40位まで下がったドジャースは、サウスカロライナ州の高校生遊撃手ボー・ローランスを指名しました。
📝注目!日本人2選手がMLBドラフトで指名(佐々木麟太郎・石川ケニー)
ドラフト2日目(日本時間7月13日)には、日本出身の2選手がそろって指名を受けました。
昨年の武元一輝(アスレチックス)に続き、日本出身選手の指名は2年連続。
今年は2人が指名される快挙となっています。
佐々木麟太郎、マーリンズ入団を決断!(8巡目・全体235位)
佐々木選手は、花巻東高校(岩手)で高校通算140本塁打を放ったスラッガー。
父は同校野球部監督の佐々木洋氏です。
高校卒業時(2023年)には、NPBドラフトの対象となる「プロ志望届」をあえて提出せず、将来のメジャー挑戦を見すえてアメリカのスタンフォード大への進学(学費・寮費が全額免除となるフルスカラシップ)を選んだ経緯があります。
その佐々木選手は、昨年10月のNPBドラフトでもソフトバンクとDeNAから1位指名を受け、ソフトバンクが交渉権を持っている真っ最中。
NPBの交渉期間中にMLBドラフトでも指名されるという、異例の「ダブル指名」となりました。
「ソフトバンク入団」「マーリンズと契約してメジャー挑戦」「大学に残って来年再挑戦」という選択肢がある中、佐々木選手は7月15日(日本時間)、マーリンズへの入団を決断。
7月21日(日本時間)に正式契約しました。
契約金は約21万ドル(約3400万円)で、指名順(8巡目・全体235位)の目安額(スロット額 約24万ドル)を下回るアンダースロット契約。
ソフトバンクからの提示額も下回りましたが、かねてからの目標だったメジャー挑戦の夢を貫きました。
石川ケニーもレッズ入団を決断!(13巡目・全体392位)
ジョージア大の石川ケニー選手は、レッズから13巡目・全体392位で指名されました。
左投げの投手と外野手をこなす二刀流で、レッズも「二刀流の方向で考えている」としています。
石川選手は、日本人の父とアメリカ人の母を持つハワイ生まれ。
小学生のころに日本へ移り、明秀学園日立高(茨城)から亜細亜大へ進み、その後アメリカのシアトル大を経て、2026年からジョージア大に編入した経歴の持ち主です。
石川選手も、昨年10月のNPBドラフトでオリックスから6位指名を受けており、佐々木選手と同じく「ダブル指名」の状態でした。
そして7月24日(日本時間)、石川選手はレッズ入団を決断。
オリックス入りを断り、メジャー挑戦の道を選びました。
契約金は約37万5000ドル(約6100万円)で、佐々木選手を上回る金額です。
「人生で最も難しい決断の一つだった」とコメントしています。
指名された選手の契約期限はいつ?
ドラフトで指名された選手の契約期限は、日本時間7月28日(火)午前6時頃です。
この期限までに球団と契約がまとまらなかった場合、その指名は無効になります。
指名された多くの選手は、この期限に向けて契約金の交渉を進め、合意すればプロ入りが決まります。
一方で、注目の日本人2選手、佐々木麟太郎と石川ケニーは、そのままプロ入りとはいかず、この日までに「メジャー挑戦か、NPB入りか、大学残留か」を決断することになっていました。
※大学での出場資格を使い切った選手は例外で、この期限のあとでも契約できます。
こうして、注目の日本人2選手はそろってメジャー挑戦を選択。
佐々木選手と石川選手の今後の活躍が楽しみです。
👇ドラフトの仕組みはこちらの記事で紹介しています。

👇2026年のドラフト指名順位はこちら



