MLBポストシーズンの仕組みとワールドシリーズまでの流れをやさしく解説|2026年日程も紹介

メジャーリーグもいよいよ終盤戦。
順位表やワイルドカード争いが気になる時期になってきました。
「ポストシーズン(プレーオフ)ってどんな仕組み?」「ワイルドカードって?」「どうやってワールドシリーズに進むの?」——毎年この時期になると、あらためて確認したくなりますよね。

この記事では、図解で流れを押さえつつ、各シリーズの仕組みをやさしく解説します。

2026年のポストシーズン日程も発表されましたので、この記事を活用して終盤戦の観戦も楽しみましょう!

ポストシーズンに出場できるチームは?

MLBのポストシーズン(プレーオフ)に出場できるのは、
各リーグ(ア・リーグ、ナ・リーグ)15チームから

ア・リーグ ナ・リーグ
地区 チーム名 略称 地区 チーム名 略称
ボルチモア・オリオールズ BAL アトランタ・ブレーブス ATL
ボストン・レッドソックス BOS マイアミ・マーリンズ MIA
ニューヨーク・ヤンキース NYY ニューヨーク・メッツ NYM
タンパベイ・レイズ TB フィラデルフィア・フィリーズ PHI
トロント・ブルージェイズ TOR ワシントン・ナショナルズ WSH
クリーブランド・ガーディアンス CLE シカゴ・カブス CHC
シカゴ・ホワイトソックス CWS シンシナティ・レッズ CIN
デトロイト・タイガース DET ミルウォーキー・ブリュワーズ MIL
カンザスシティ・ロイヤルズ KC ピッツバーグ・パイレーツ PIT
ミネソタ・ツインズ MIN セントルイス・カージナルス STL
西 ヒューストン・アストロズ HOU 西 アリゾナ・ダイヤモンドバックス ARI
西 ロサンゼルス・エンゼルス LAA 西 コロラド・ロッキーズ COL
西 アスレチックス ATH 西 ロサンゼルス・ドジャース LAD
西 シアトル・マリナーズ SEA 西 サンディエゴ・パドレス SD
西 テキサス・レンジャーズ TEX 西 サンフランシスコ・ジャイアンツ SF

6チームずつの合計12チームです。

🏆 各リーグの出場チーム枠(全6チーム)
地区優勝チーム:3チーム(東・中・西 各地区の1位)
ワイルドカードチーム:3チーム(勝率上位)

ワイルドカードとは?どのように決まるの?

ワイルドカードとは、地区優勝を逃したチームの中で、勝率が高い3チームに与えられる出場枠です。
つまり、1リーグにつき3地区の優勝チームが、自動的にプレーオフに進出し、それ以外のチームの中で「勝率順に上位3チーム」がワイルドカードとして選ばれます。

勝率は以下の式で計算されます:

勝率 = 勝ち数 ÷(勝ち数 + 負け数)

この勝率によって、ワイルドカードの順位が決まり、勝率が高いチームから順にワイルドカード1位〜3位となります。

👇 最新のワイルドカード順位はこちら
近日中に公開します

ワイルドカードの順位は「勝率」で決まる!

ワイルドカードの順位は、ゲーム差ではなく「勝率」で決まります。

ワイルドカード順位で表示している「ゲーム差」は、3位のチームを基準(0)としており、上位チームとの差を表しています。

そのため、MLB公式サイトなどの表示と比べて、ゲーム差の数字が異なる場合があります。

ゲーム差は2チームの貯金数(勝ち越し数)を用いた計算式で求められます。
ゲーム差 = {(上位チームの貯金数)-(自チームの貯金数)} ÷ 2
例:上位チームが65勝58敗、自チームが64勝60敗の場合
→ 上位チームの貯金は 65-58=7、自チームの貯金は 64-60=4
→(7-4)÷ 2 = ゲーム差1.5

ゲーム差は、最後のワイルドカード枠との「追いつく目安」として使われる補助的な指標です。

補足:同じ勝率だった場合は?

勝率が同じチームが複数ある場合は、以下の順に「タイブレークルール」が適用され、順位が決まります。

  1. 直接対決の成績(Head-to-head)
  2. 同地区内の勝率(Intra-division)
  3. 同リーグ内の勝率(Intra-league)
  4. 同リーグ内の得失点差(Runs Scored − Runs Allowed)
  5. 同リーグ内の得点数(Runs Scored)

※2022年以降、追加の1試合プレーオフ(163試合目)は廃止されており、レギュラーシーズンの成績データに基づいて自動的に順位が決定します。2026年も同じです。

ポストシーズンの全体の流れ

以下のように進んでいきます

MLBポストシーズンの全体の流れ

※ワイルドカードシリーズのあとにシードの組み直し(再シード)はありません
「第3シード vs 第6シード」の勝者は必ず第2シードと、「第4シード vs 第5シード」の勝者は必ず第1シードと当たります。

各ラウンドの仕組み

①ワイルドカードシリーズ(WC)

ポストシーズンの最初のステージです。
各リーグのワイルドカード枠から出場するチームが、3戦2勝制で争います。

  • 出場チーム:リーグ第3〜第6シード
    • 第3シード(地区優勝チームの中で勝率が最も低いチーム)
      vs 第6シード(ワイルドカード3位)
    • 第4シード(ワイルドカード1位)
      vs 第5シード(ワイルドカード2位)
  • 試合方式:最大3試合・2勝先取で勝ち抜け
  • 開催地:すべて上位シードの本拠地
    • 第3シード&第4シードがホームで全試合開催
    • アウェイチームは1試合もホームで戦えない、不利な条件での戦いになります。
  • 第1シード・第2シードはこのラウンドを免除(休養しながらディビジョンシリーズを待ちます)

各リーグの順位が「勝率」で決まる為、地区優勝チームであっても、リーグ全体で3番目の勝率だった場合、第3シードとなりワイルドカードシリーズからの出場となります。

②ディビジョンシリーズ(DS)

ワイルドカードを勝ち抜いた2チームと、リーグの上位2チーム(地区優勝かつ勝率上位)が激突するラウンドです。

  • 出場チーム:リーグ上位4チーム
    • リーグ1位
      vs WCシリーズの勝者(第4 or 第5)
    • リーグ2位
      vs WCシリーズの勝者(第3 or 第6)
  • 試合方式:5戦3勝制
  • ホーム開催の順番:
    • 上位シードが、
      ホーム→ホーム→ビジター→ビジター→ホーム の順(2-2-1方式)で行われます。

③リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS)

ア・リーグとナ・リーグそれぞれの頂点を決めるステージで、リーグ王者がここで決まります。

  • 試合方式:7戦4勝制
  • ホーム開催の順:
    • 上位シードが、
      ホーム→ホーム→ビジター→ビジター→ビジター→ホーム→ホーム の順(2-3-2方式)で行われます。
  • 試合の流れに大きく影響するため、どちらがホーム開催を多くできるかが重要なポイントになります。

④ワールドシリーズ(WS)

ア・リーグとナ・リーグの優勝チームが、MLBの年間王者の座をかけて対戦します。2026年で122回目のワールドシリーズです。

  • 試合方式: 7戦4勝制
  • ホーム開催の順:(LCSと同じ)
    上位シード(=勝率の高いチーム)が、
    ホーム → ホーム → ビジター → ビジター → ビジター → ホーム → ホーム の順
    (2-3-2方式)で行われます。
  • ホーム優先権(ホームフィールド・アドバンテージ):
    ワールドシリーズでは、レギュラーシーズンの勝率が高いチームがホーム開催権を持ちます。
    リーグの順位やシードは関係なく、2チームの成績を比べるだけというシンプルなルールです。
    昨年(2025年)の例:
    ブルージェイズのほうがレギュラーシーズン勝率で上回ったため、
    トロントで第1戦・第2戦が開催されました。

2026年ポストシーズン日程決定!

MLB公式より、2026年8月12日(日本時間)に、2026年のポストシーズン日程が発表されました。

ワイルドカードシリーズからワールドシリーズまでの各ステージが、いつ開催される予定かを日本時間で一覧にしています。観戦や応援のスケジュールに役立ててください。

まずは全体の流れを紹介(日本時間)
・レギュラーシーズン最終日:9月28日
・ワイルドカードシリーズ:9月30日〜10月2日
・ディビジョンシリーズ:10月4日〜10月11日
・リーグチャンピオンシップシリーズ:10月12日〜10月21日
・ワールドシリーズ:10月24日〜11月1日

ワイルドカードシリーズ(WC):3戦2勝

    試 合 日程(日本時間)
第1戦 9月30日
第2戦 10月1日
*第3戦 10月2日

*勝敗により、行われない場合があります。
※4カード(ア・リーグ2つ、ナ・リーグ2つ)すべて同じ日程で行われます。

ディビジョンシリーズ(DS):5戦3勝

         試 合 日程(日本時間)
第1戦(全4カード同日スタート) 10月4日
ナ・リーグ第2戦 10月5日
ア・リーグ第2戦 10月6日
ナ・リーグ第3戦 10月7日
ア・リーグ第3戦 / *ナ・リーグ第4戦 10月8日
ア・リーグ第4戦 10月9日
ナ・リーグ第5戦 10月10日
ア・リーグ第5戦 10月11日

*勝敗により、行われない場合があります。
※2026年はナ・リーグが先行する日程です(2025年はア・リーグ先行でした)。

リーグチャンピオンシップシリーズ(LCS):7戦4勝

         試 合 日程(日本時間)
ナ・リーグ第1戦 10月12日
ナ・リーグ第2戦 / ア・リーグ第1戦 10月13日
      / ア・リーグ第2戦 10月14日
ナ・リーグ第3戦 10月15日
ナ・リーグ第4戦 / ア・リーグ第3戦 10月16日
ナ・リーグ第5戦 / ア・リーグ第4戦 10月17日
       /*ア・リーグ第5戦 10月18日
ナ・リーグ第6戦 10月19日
ナ・リーグ第7戦 /*ア・リーグ第6戦 10月20日
        /*ア・リーグ第7戦 10月21日

*勝敗により、行われない場合があります。
※2026年はナ・リーグ(NLCS)が1日早くスタートします。

ワールドシリーズ(WS):7戦4勝

試合 日程(日本時間)
第1戦 10月24日
第2戦 10月25日
(休養日) 10月26日
第3戦 10月27日
第4戦 10月28日
*第5戦 10月29日
(休養日) 10月30日
*第6戦 10月31日
*第7戦 11月1日

*勝敗により、行われない場合があります。

※この記事の日付は、すべて日本時間です。
試合開始の時刻は、対戦カードが決まってから発表されます。

🧾 まとめ:ポストシーズンを楽しむために

メジャーリーグのポストシーズンは、ワイルドカードからワールドシリーズまで、約1ヶ月かけてチャンピオンを決める大舞台です。

仕組みは2025年から変わっていません。
変わったのは日程が1日早くなったことと、ナ・リーグが先に進む並びになったことくらいです。

なお、2026年から導入されたABS(自動ボール・ストライク判定)のチャレンジ制度は、ポストシーズンでも同じように使われます。
仕組みはこちらの記事でまとめています。
👉MLBのABSチャレンジ制度をやさしく解説(2026年から導入)

今回ご紹介した流れと日程を参考に、応援するチームの状況をチェックしながら、10月の頂上決戦までワクワクしながら見届けましょう!

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