パドレスとの首位攻防を3連勝で乗り越えたドジャースは、続くロッキーズとの4連戦に挑みました。
ロッキーズは現在、35勝89敗でナ・リーグ西地区5位。
今季ロッキーズに6連勝のドジャースは、同地区2位のパドレスとのゲーム差をここで広げたいところ。
舞台は標高1600メートルのクアーズフィールド。
打球がよく飛ぶことで知られる打者有利な球場で、大谷選手は44号ホームランを放ち、メジャー通算1000試合目には二刀流で先発するなど存在感を示しました。
しかし結果は、山本由伸&大谷翔平登板日にサヨナラ負けや完敗を喫して2勝2敗。
ナ・リーグ西地区パドレスとのゲーム差も1になり、ここから再び巻き返しができるか、注目のシリーズとなりました。
🎯2025年8月19日(日本時間)第1戦

先発:山本由伸 vs フリーランド
📝山本由伸、好投も一発に泣く
ドジャースの先発は山本由伸投手。序盤はテンポよくストライクを重ね、2回まで打者6人に奪三振3と完璧な投球を披露します。
打線も2回表に、コール、ロハスの連続ヒットからラッシングの犠牲フライと大谷翔平のタイムリーで2点を先制し、幸先良い流れをつかみます。
しかし3回裏にリッターのタイムリーで同点にされますが、後続はしっかり打ち取り、4回5回6回は三者凡退に!
7回にトーバーの7号ソロホームランを許して再び追いつかれますが
山本投手は、7回 103球 被安打4 奪三振6 与四死球2 失点3 と力投を見せてくれました。
ドジャース8月の先発防御率は、2.91。上がってきましたね。
📝打線はあと一本が出ず…
6回表、フリーマンが四球で出塁すると盗塁成功。勝ちたい気持ちが伝わる走りでした。
フリーマンがタイムリーツーベースで3-2と勝ち越します。
しかしその裏、トーバーに7号ソロホームランを許して再び追いつかれる展開に…
7回から継投したロッキーズのペラルタ→メヒア→ポドニクに、ドジャースは追加点が取れず同点のまま9回へー
📝9回裏、悪夢のサヨナラ劇
9回裏、マウンドに上がったロブレスキーがトーバーをフライに打ち取ったかと思いきや、T.ヘルナンデスが捕球できずツーベースヒットとなってしまいます。
続くバーナベルにタイムリーを浴び、サヨナラ負け。
ベンチでは悔しさを隠せない大谷選手の姿も映し出され、連勝ムードを止められる苦しい初戦となりました。
🎯8月20日(日本時間)第2戦

先発:シーハン vs ゴンバー
📝初回から連打で先制
昨日のサヨナラ負けの嫌な流れを断ち切りたい第2戦。
ロッキーズは、2024年9月から勝ち星がない先発ゴンバーに打線が猛攻。
スミスが四球で出塁すると、フリーマン、T.ヘルナンデスが連続タイムリーを放ち2点を先制します。
ドジャースの先発シーハンも、初回三者凡退の立ち上がりで良い流れを作ってくれます。
🎯大谷翔平44号で7点差も、中盤3点差までつめられ
2回表には、コールが移籍後初の4号ソロホームランと大谷翔平の44号ホームランも飛び出し4-0と、勢いをチームに与えました。
さらに3回表には、フリーマン、テオのヒットからコール、パヘス、ケネディもタイムリーもで一挙3点!序盤で7-0と大差をつけます。
しかし、4回裏トーバーのヒットからドイルが12号ツーランホームランを放つと、6回裏にもバーナベルの四球からキャロスがメジャー初ホームランが2ランで3点差に。ちょっと嫌な流れに…
📝終わってみれば投打かみ合い快勝!
しかし、今日のドジャースは終わりません。
7回表には、パヘス、コールのヒットからロハスの送りバントが成功!
フリーランドの打席で、グッドマンがパスボールで8点目。フリーランドは四球で出塁すると、大谷翔平が一ゴロの間に9点目。ベッツもヒットで、これで先発は全員安打!!
スミスもタイムリーで10-4とその差6点に広げます。
9回表にもベッツのヒットからスミスがタイムリーでダメ押しの11点目が入ります。
終盤はブルペンがしっかり抑えて11-4。投打がかみ合って快勝した試合となりました。
8月1日(日本時間)トレードで移籍してきたコールがこの日は5打数4安打。
スリーベースが出たらサイクルヒットの活躍!
コーンフォートのレフトのポジションが危うくなりそうですね。
応援してるので気になるところですが、コールのこれからの活躍にも期待したいです。
🎯8月21日(日本時間)第3戦

先発:大谷翔平 vs ゴードン
📝大谷翔平二刀流で節目の試合に挑む!
この日は、大谷翔平選手がメジャー通算1000試合目に二刀流で先発。
初回を三者凡退で抑え幸先よいスタートを切りますが、2回裏ベックがヒットで出塁すると、モニアクのヒット、ドイルのタイムリーツーベースでロッキーズが先制します。
尚も1アウト2.3塁の場面で、アルシアが犠牲フライでこの回2点を失います。
4回裏にもベックのヒットから、バーナベルのレフトへのツーベースをコンフォートが悪送球で3点目が。アルシアの打球は、足に直撃し投げられず4点目が入ります。
大谷投手が痛そうにする中、ロバーツ監督、トレーナーもマウンドに集まりますがそのまま続投。
思わぬ失点となってしまいました。
この後、フリーマンにもタイムリーを打たれ5-0になりますが、4回を投げきり今日の登板はここまで。
試合後、「前の(6月のパドレス戦での)デッドボールの時と同じような場所に当たりはしましたけど。今の段階では大丈夫なんじゃないかなとは思ってますし、しっかりケアをして、通常の状態に早く戻れるようには努めたいと思います。膝ではなかったので、最悪のシチュエーションではなかったとは思ってますし。しっかりと明日以降、経過を観察しながらやりたいなと思います。」と語っていました。
大事にならないことを願います。
📝打線もつながらず…
ドジャースは、ロッキーズの先発ゴードンを打ち崩すことができず、チーム全体でヒット3本。なかなか得点できません。
6回表にT.ヘルナンデスが、21号HRで1点を返すのが精一杯。
6回裏には、ロッキーズがアルシアの四球で出塁すると、フリーマンのヒットからグッドマンのタイムリーで6点目が入り1-6と突き放されてしまいました。
7回8回も、ドジャースは三者凡退。
終盤の8回裏には、ロッキーズのグッドマンがまたもタイムリーで1-8の大差…
今日は、ロッキーズが先発全員安打と昨日のお返しとばかりに打線が爆発します。
📝完敗で1勝2敗
9回表ドジャースは、パヘスのファーストゴロをバーナベルがエラーで出塁すると、フリーランドのヒット、ロハスのタイムリーツーベースで2点を返します。
しかし反撃もここまで…ちょっと遅すぎましたね。
結果は3-8、大谷投手は4回5失点で降板し、今季初黒星となりました。
ロッキーズの勢いに押される形で終わった試合。明日は何としても勝ちたい!
ナ・リーグ西地区5位、前日まで36勝89敗のチームに勝てないのが今のドジャースのチーム状態なのでしょうか…
🎯8月22日(日本時間)第4戦

先発:カーショー vs ドーランダー
📝初回から援護点
この日の試合は大谷選手は休養日。前日の登板で打球が直撃した右太もも右前部にはボールの痕がくっきり残っているそうですが、ロバーツ監督は、検査はしていないと語っています。
ひとまずホッとしましたね。ゆっくり身体を休めて明日からのパドレス戦に備えてほしいです。
試合は、初回からベッツの四球、フリーマンの16号2ランホームランで幸先よく先制します。
その裏、ロッキーズもフリーマンのヒットからカーショーのボークもあり、1点を返されますが、
2回表には、パヘスのツーベースをロッキーズのフリーマンがエラーで3塁へ。
コールが四球、ロハスのスクイズも成功して3点目!ベッツもヒットで満塁にー
ここでスミスが死球で、押し出しとなる4点目が入り、4-1と序盤からリードを広げます。
打線が効率よく得点を重ね、試合の主導権を握りました。
📝中盤にも得点を重ね5回まで毎回得点
3回表には、コールのタイムリーで5点目を!
4回表には、ベッツ、フリーマンの連続ヒットから、コンフォートの犠牲フライで6点目!
フリーランドのタイムリーツーベースで7点目!!
4回裏にドイルの犠牲フライで1点返されるも、5回表にはパヘスが21号ホームランで8-2とドジャースリードを更に広げます。
📝カーショーが要所を締めて勝利!次戦へ
カーショーは要所で打たれながらも大崩れせず好投。
6回裏、2アウトを取ってから、グッドマンの四球、ベックがヒット、ドイルのタイムリーで1点を返されたところで、カスペリアスへ継投します。
カスペリアスは、フルフォードに四球を与えて2アウト満塁にするも、後続を抑えて追加点は与えず。
カーショーは、5回2/3 85球 奪三振3 被安打6 与四死球 1失点3 と、ベテランの制球を披露。
試合をしっかり作ってくれました。
👇ベテランの貫禄ですね
8回表にもスミスのタイムリーで追加点。
8回裏に、ドジャース3人目のサウアーが、ロッキーズのフェルナンデスのヒットからドイルに13号2ランホームランを打たれて9-5と詰め寄られヒヤッとしましたが、9回裏ベシアがしっかり抑えて勝利!
パドレスとの3連戦を前に弾みをつける1勝となりました。
カーショーは嬉しい7勝目をマーク!打線も5回までの毎回得点と、チームとしてもいい形で明日につなげられました。
大谷翔平の成績 VS ロッキーズ戦
打席:8/19 ①右安②中安③遊直④三振
8/20 ①三邪飛②右中本③死球④二ゴロ⑤一ゴロ⑥三飛
8/21 ①右2②中飛③四球
→ 8月に入って、12試合連続安打がストップしましたが、1日挟んでまた連続安打継続中(5試合連続)44号も放って、チームの勝利に貢献しました。
投球:8/21 4回 66球 被安打9 奪三振3 与四死球0 失点5
→ 今季初黒星となる5失点。
登板内容については「チームに申し訳ない情けないという投球の内容ですし、ただただ、自分の投球に不満があるというか情けないなという感じです」と語っています。
もう、二刀流だけでも十分貢献してくれているんですよ。
ゆっくり休養日をとって、明日からのパドレス戦での先発を待ってます!
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