2026年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、3月5日〜17日(日本時間)、サンフアン/ヒューストン/東京/マイアミの4都市で開催予定です。
この記事では、WBCの参加条件(代表資格)から出場国の決まり方、過去大会の成績、そして2026年大会の出場国と組み合わせまでを整理しています。
WBCの出場国はどう決まる?(自動出場16+予選4)
- 自動出場: 2023年大会のプール(1次ラウンド)で各組4位以内だった16か国に、2026年の本大会出場権が与えられます。
- 予選: 自動出場を逃した国・地域を対象に、2025年2〜3月に台北(台北ドーム)と米アリゾナ州トゥーソン(Kino Veterans Memorial Stadium)の2会場で予選を実施。
各会場4か国の総当たり+プレーオフ方式で、会場ごとに2か国(計4枠)が本大会へ出場しまます。
予選の結果、ニカラグアとチャイニーズ・タイペイ(台湾)が台北会場、コロンビアとブラジルがトゥーソン会場から出場権を獲得。これで本大会20か国が確定しました。
2026年WBC・出場20か国一覧
自動出場国(前回大会4位以内の16か国)
| 出場国 | 出場国 |
|---|---|
| アメリカ | イスラエル |
| イタリア | オーストラリア |
| オランダ | カナダ |
| キューバ | 韓国 |
| チェコ | ドミニカ共和国 |
| パナマ | プエルトリコ |
| ベネズエラ | メキシコ |
| 日本 | イギリス |
予選通過国(2025年予選を勝ち抜いた4か国)
| 国名(台北会場) | 国名(トゥーソン会場) |
|---|---|
| チャイニーズ・タイペイ(台湾) | コロンビア |
| ニカラグア | ブラジル |
代表として出場できる「参加条件」(選手資格)
各国代表を編成する際、選手は次のいずれかを満たすと代表資格が認められます。
(大会主催者WBCIのルールに基づく)
・その国(または地域)の国籍(パスポート)を有する。
・出生地がその国(または地域)である。
・親または祖父母がその国(または地域)の出身である。
・永住者・市民権取得の資格など、法令に照らし適格とWBCIが認めた場合。
各国の国籍法や証明手続が絡むため、最終判断は大会側(WBCI)と各連盟の承認が必要になります。
近年は「ルーツを持つ選手」の代表入りが増えている傾向です。
🏆 WBC2023 最終結果
| 順位 | チーム | 成績・備考 |
|---|---|---|
| 優勝 | 日本 | 3大会ぶり3度目の優勝(06・09・23) |
| 準優勝 | アメリカ | 2大会連続決勝進出(17年優勝) |
| ベスト4 | メキシコ | 初の準決勝進出 |
| ベスト4 | キューバ | 17年ぶりの準決勝進出 |
| ベスト8 | イタリア | 初の決勝T進出 |
| ベスト8 | オーストラリア | 初の決勝T進出 |
| ベスト8 | ベネズエラ | 1次R全勝も準々決勝敗退 |
| ベスト8 | プエルトリコ | 通算5大会連続で1次突破 |
WBC2023 プール別最終順位(1次ラウンド)
| プール | 開催地 | 順位 | チーム | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| A | 台湾 | 1位 | キューバ | 準決勝進出 |
| 2位 | イタリア | 準々決勝進出 | ||
| 3位 | オランダ | 自動出場権獲得 | ||
| 4位 | パナマ | 自動出場権獲得 | ||
| 5位 | チャイニーズ・タイペイ | 予選へ | ||
| B | 東京 | 1位 | 日本 | 優勝 |
| 2位 | オーストラリア | 準々決勝進出 | ||
| 3位 | 韓国 | 自動出場権獲得 | ||
| 4位 | チェコ | 自動出場権獲得 | ||
| 5位 | 中国 | 予選へ | ||
| C | アメリカ | 1位 | メキシコ | 準決勝進出 |
| 2位 | アメリカ | 準優勝 | ||
| 3位 | カナダ | 自動出場権獲得 | ||
| 4位 | イギリス | 自動出場権獲得 | ||
| 5位 | コロンビア | 予選へ | ||
| D | アメリカ | 1位 | ベネズエラ | 準々決勝進出 |
| 2位 | プエルトリコ | 準々決勝進出 | ||
| 3位 | ドミニカ | 自動出場権獲得 | ||
| 4位 | イスラエル | 自動出場権獲得 | ||
| 5位 | ニカラグア | 予選へ |
WBC2026 大会概要
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、2026年3月5日から17日(日本時間)にかけて開催されます。
前回大会から3年ぶりの開催となり、本来の4年周期から1年早まりました。
これは、2023年大会が新型コロナウイルスの影響で1年延期されたことによるものです。
一次ラウンドの開催地は、以下の4都市
- サンフアン(プエルトリコ)
- ヒューストン(アメリカ)
- 東京(日本)
- マイアミ(アメリカ)
決勝ラウンド(準決勝・決勝)は、マイアミのローンデポ・パークが舞台となります。
進行方式
出場20か国は、4つのプール(A〜D)に分かれて総当たり戦を実施。
各プールの上位2チームが準々決勝へ進み、
そこからはトーナメント方式で世界一の座を争うことになっています。
一次ラウンドは、3月5日〜11日に開催されます。
プール構成(一次ラウンド)3月5日~11日

準々決勝から決勝までの流れ

一次ラウンドを勝ち抜いた上位2チーム(計8チーム)が、準々決勝以降のステージへ進出します。
対戦の組み合わせは以下の通りです。
🔹 準々決勝 3月13日~14日
- 準々決勝①プールA 2位 vs プールB 1位:ヒューストン
- 準々決勝①プールB 2位 vs プールA 1位:ヒューストン
→ 勝者2チームが「準決勝①」に進みます。 - 準々決勝②プールC 2位 vs プールD 1位:マイアミ
- 準々決勝②プールD 2位 vs プールC 1位:マイアミ
→ 勝者2チームが「準決勝②」に進出。
※アメリカがヒューストンでの準々決勝に進出した場合、プールB 1位かプールB 2位かに関係なく、3月13日に試合が行われます。
※日本がマイアミでの準々決勝に進出した場合、プールC 1位、プールC 2位に関わらず、3月14日に試合が行われます。
🔹 準決勝 3月15日~16日
準々決勝を勝ち抜いた4チームが、世界一を懸けた最終ステージへ挑みます。
- 準決勝①(ABプール側):準々決勝①の勝者 vs 準々決勝①の勝者
- 準決勝②(CDプール側):準々決勝②の勝者 vs 準々決勝②の勝者
準決勝の舞台は マイアミ(ローンデポ・パーク)
A・Bプール側とC・Dプール側は、それぞれの代表として激突し、
決勝進出を懸けた一戦となります。
A・B側とC・D側は決勝まで顔を合わせません。
両ブロックの勝者が、世界一を懸けて激突する形となります。
🔹 決勝戦 3月17日
- 準決勝①の勝者 vs 準決勝②の勝者
決勝戦は3月17日、マイアミで開催予定。
世界の頂点を決める一戦として、WBC2026の最後を飾ることになります。
まとめ
2023年大会で、日本がチャンピオンに輝いてからもう3年。
2026年春、各国から再び世界の強豪が集う季節がもうすぐやってきます。
日本が連覇するのか、それともアメリカが意地を見せるのかー
試合が始まれば、きっとまた毎日興奮する日々が始まります。
テレビの前で応援する時間も、家族で盛り上がる時間も、3年ぶりの世界大会ならではの楽しみ。2026年春が待ち遠しいです!
👇試合日程はこちらの記事からも確認できます。
※大会日程や概要は、更新される可能性があります。
本記事でも随時追記していきますが、最新情報は公式サイトの発表をご確認ください。
👉WBC2026 出場国・開催概要(MLB公式)



