2025年7月15日(日本時間)、オールスター前日の恒例イベント「ホームランダービー」がブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで開催されました。
今季38本塁打を放ち前半戦を圧倒したマリナーズのC.ローリーが見事に初優勝!
捕手としては史上初、スイッチヒッターとしても初の快挙を成し遂げました。参加選手の結果と共にその全貌をまとめます。
ホームランダービーのルール2025
ルールについては、別記事でまとめています。
1回戦:結果
順位 | 本塁打数 | 選手名 | チーム |
---|---|---|---|
★〈1〉 | 21本 | O.クルーズ | パイレーツ |
★〈2〉 | 21本 | J.カミネロ | レイズ |
★〈3〉 | 20本 | B.バクストン | ツインズ |
★〈4〉 | 17本 | C.ローリー | マリナーズ |
〈5〉 | 17本 | B.ルーカー | アスレチックス |
〈6〉 | 16本 | J.ウッド | ナショナルズ |
〈7〉 | 15本 | M.オルソン | ブレーブス |
〈8〉 | 3本 | J.チザム | ヤンキース |
【ピックアップ① O.クルーズの驚異的な飛距離記録】
1回戦で21本塁打を放ったO.クルーズ(パイレーツ)は、驚異的なパワーを披露!
中でも、513フィート(約156メートル)という特大ホームランは、スタットキャスト導入以降、クアーズ・フィールド以外では歴代最長タイ記録。
2017年のアーロン・ジャッジ(マイアミ)と並ぶ記録となりました。
この日の平均飛距離は447フィート(約136メートル)、総飛距離は9,394フィート(約2.86キロ)。さらに、最高打球速度は118マイル(約189.9km/h)、平均でも107.9マイル(約173.6km/h)を記録するなど、まさに“怪物”ぶりを見せつけられました。
【ピックアップ② ローリー vs ルーカー、わずか2.4センチ差の決着】
1回戦でC.ローリー(マリナーズ)とB.ルーカー(アスレチックス)は、ともに17本塁打をマークし、4位タイに並ぶ展開に。
準決勝には上位4人が進出しますが、1回戦ではスイングオフ(再打撃)は行われず、最長飛距離で順位が決まるルール。
最初は両者とも「471フィート」と表示され、再び同点かと思われたのですが、詳細データの検証により、
- ローリー:470.62フィート(約143.4メートル)
- ルーカー:470.54フィート(約143.3メートル)
わずか0.08フィート(約2.4センチ)差で、ローリーが準決勝進出を決めました。
まさに紙一重の名勝負でした。
👇ルッカー残念
準決勝:結果
*試合の順番に掲載しています。
勝敗【1回戦順位】 | 本塁打数 | 選手名 | チーム |
---|---|---|---|
●【3】 | 7 | B・バクストン | ツインズ |
○【2】 | 8 | J・カミネロ | レイズ |
○【4】 | 19 | C・ローリー | マリナーズ |
●【1】 | 13 | O・クルーズ | パイレーツ |
🏆 決勝戦:結果
準決勝を勝ち上がった C.ローリー(マリナーズ) と J.カミネロ(レイズ) の決勝戦は、両者ともに疲労の見える中での一騎打ちとなりました。
1ラウンド制で行われた決勝では、ローリーが 18本塁打、カミネロが 15本塁打 を記録。
1回戦から全体を通じて安定した飛距離とスイング精度を見せたローリーが、捕手として史上初、スイッチヒッターとしても史上初のホームランダービー王者に輝きました。
ローリーとカミネロの記事はこちら👇