2026年のローリングス主催の「ゴールドグラブ賞」の受賞者が、11月2日(日本時間)に発表されました。
この賞は、守備において最も優れた選手を表彰するもので、メジャーリーグを代表する選手たちが選ばれています。
今年はレッドソックスとダイヤモンドバックスが3人ずつ受賞し、いちばん多いチームになりました。
また、20人のうち9人が初めての受賞と、新しい顔ぶれが目立つ年となっています。
(*日本人選手とドジャースの選手の受賞はありませんでした。)
この記事では、2026年シーズンのア・リーグ/ナ・リーグ別の受賞者一覧を紹介します。
ゴールドグラブ賞とは
1957年にグラブメーカーのローリングス社が創設した、守備部門の表彰制度「ゴールドグラブ賞」。
ナ・リーグとア・リーグそれぞれの各ポジションで、最も優れた守備を見せた選手に贈られます。
2022年からは「ユーティリティ部門」もでき、いくつものポジションを上手に守った選手も選ばれるようになりました。
選考は、各チームの監督と最大6人のコーチによる投票(全体の75%)、そして残り25%を占めるSABR(アメリカ野球学会)の守備指標データによって決定。
なお、自チームの選手に投票することはできません。
👇2026年ゴールドグラブ賞ファイナリスト一覧
2026年 受賞者一覧(ア・リーグ/ナ・リーグ)
※(初)は初受賞、数字は通算受賞回数を示しています。
| ポジション | ア・リーグ | チーム | ナ・リーグ | チーム |
|---|---|---|---|---|
| 投手 | T.ビビー(初) | CLE | N.マクレーン(初) | NYM |
| 捕手 | D.ディングラー(2) | DET | G.モレノ(2) | AZ |
| 一塁手 | C.ウォーカー(4) | HOU | M.オルソン(4) | ATL |
| 二塁手 | C.ヤング(初) | SEA | B.トゥラング(2) | MIL |
| 三塁手 | C.ダービン(初) | BOS | A.ブレイグマン(2) | CHC |
| 遊撃手 | T.ウォールズ(初) | TB | G.ペルドモ(初) | AZ |
| 左翼手 | C.ベリンジャー(2) | NYY | J.チョウリオ(初) | MIL |
| 中堅手 | C.ラファエラ(2) | BOS | P.Cアームストロング(2) | CHC |
| 右翼手 | W.アブレイユ(3) | BOS | C.キャロル(初) | AZ |
| ユーティリティ | E.デュラン(初) | TEX | M.デュボン(3) | ATL |
※チーム略称の一覧や正式名称は 👉 MLBチーム略称一覧 にまとめています。
出典:MLB公式、ローリングス社
注目選手をピックアップ
🟦レッドソックスは外野の2人が2年続けてそろって受賞
ア・リーグでは、レッドソックスから3人が選ばれました。
右翼手のW.アブレイユは3年連続、中堅手のC.ラファエラは2年連続の受賞です。
同じチームの外野手2人が、2年続けてそろって受賞するのは、メジャーの歴史でも3組目。
さらに三塁手のC.ダービンも初めて受賞し、レッドソックスは守りの良さが光るシーズンでした。
また、左翼手では元ドジャースのC.ベリンジャー(ヤンキース)が受賞。
ドジャース時代の2019年に右翼手で受賞して以来、7年ぶり2回目のゴールドグラブ賞です。
🟥メッツのマクレーンが新人投手で初の受賞!
ナ・リーグの投手部門では、メッツのN.マクレーンが選ばれました。
メジャー1年目の新人投手が受賞するのは、史上初めてです。
メッツの選手の受賞も、2014年以来12年ぶりとなりました。
🟥カブスのクロウ=アームストロングは2年連続
中堅手では、カブスのP.クロウ=アームストロングが2年連続で受賞。
守備でどれだけアウトを増やしたかを表す数字で、今年はメジャー全体の1位でした。
プレイヤーズ・チョイス・アワーズの年間最優秀選手にも選ばれていて、打っても守っても大活躍の1年でした。
ナ・リーグではほかに、ダイヤモンドバックスから捕手のG.モレノ、遊撃手のG.ペルドモ、右翼手のC.キャロルの3人が受賞。
ペルドモとキャロルは、どちらも初めての受賞です。
歴代の守備名手たち
1957年に創設されたゴールドグラブ賞は、長い歴史の中で数々の名手たちを生み出してきました。
中でも、ナ・リーグの投手G.マダックスは通算18回の受賞で歴代最多記録を持っています。
ア・リーグの三塁手B.ロビンソンは、16回の受賞と16年連続受賞という驚きの記録を残しています。
そして日本人選手として歴史に名を刻んだのが、イチローさんです。
2001年のメジャーデビューから10年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、
広い守備範囲と正確な捕球、そして強肩でランナーを刺すプレーの数々で、
まさに「日本人野手のイメージを変えた選手」といえるでしょう。
現役選手では、三塁手のN.アレナドが、デビューから10年連続受賞(2013〜2022年)という記録を持っています。
イチローさんをはじめ、時代を超えて語り継がれる守備の名手たち。
彼らが築いてきた記録の上に、今の選手たちがどんなプレーを見せてくれるのか──
それもまた、ゴールドグラブ賞の大きな魅力のひとつです。
まとめ
ゴールドグラブ賞は、記録だけでなく守備の美しさを伝えてくれる特別な賞。
今年は初めての受賞者が9人と、若い選手たちの活躍が目立ちました。
受賞者の中から、各リーグでいちばんの守備の選手を1人ずつ選ぶ「プラチナグラブ賞」は、11月7日ごろ(日本時間)に発表される予定です。
来シーズンも、それぞれのチームで光る守備にも注目しながら観戦を楽しみたいと思います。

