ドジャースvsジャイアンツ4連戦まとめ|カーショー電撃引退・大谷翔平52&53号HR・山本由伸&シーハン快投も光った4日間|2025年9月19日~22日

ドジャー・スタジアムで迎えた、ナ・リーグ西地区ジャイアンツとの4連戦は、カーショーの電撃引退発表と最後の登板、大谷翔平の52・53号本塁打、山本由伸やシーハンの快投と、話題にあふれたシリーズとなりました。

ドジャースはカード3勝1敗と勝ち越し、ポストシーズンへ向けて大きな弾みをつけました。

🎯9月19日(日本時間)第1戦

先発:山本由伸 vs ウェブ

📝山本、四球に苦しみながらも無失点

この日の山本投手は、初回から四球を連発するなど序盤2回で48球と苦しい展開でしたが、粘り強く無失点で切り抜けます。

5回表、先頭バッターアダメズに四球から盗塁でランナー進塁。チャプマンを三振に打ち取ったところでドレイヤーに継投となりました。

5回1/3を投げ108球、被安打1・奪三振7・与四球6と制球は乱れたものの、相手に得点を与えない投球を披露。

苦しいながらも結果を残すあたりは、まさにエースらしい姿でした。

📝打線、ようやく流れをつかむ

ドジャース打線は、ジャイアンツの先発ウェブの前に、ヒットわずか1本と苦しみます。

しかし、6回裏ロハスのヒットと大谷翔平のツーベースでチャンスを広げると、ここでベッツのショートゴロの間に先制!

続くフリーマンもタイムリーで追加点を奪いました。

もう少し早く攻略できていれば、山本投手に勝ち投手の権利がついたのにと思うと少し悔しさも残ります。

📝継投陣が意地を見せて1点差勝利!

7回表、ドレイヤーから継投したコペックでしたが、イジョンフ、ベイリー、に四球を与え1アウト1.2塁でトライネンに継投します。

しかし、ラモス、デバースにも連続四球で押し出しで1点差に。

それでも、トライネンが意地の連続三振で切り抜け、スタジアムは大歓声に包まれました。

ここは本当にヒヤヒヤしましたが、抑えてくれて本当によかった。

8回からバンダ9回からベシアが無失点リレーで、2-1で競り勝ち初戦を白星で飾りました。

🎯9月20日(日本時間)第2戦

先発:カーショー vs レイ

📝カーショー、最後のマウンド

前日に、電撃引退を発表したカーショーがレギュラーシーズン最後のマウンドに上がりました。

初回、先頭バッターラモスが18号ホームランでの幕開けでした。

尚もデバースに四球、K.ヘルナンデスのエラーもあってピンチを招くも、さすがベテラン落ち着いて後続を打ち取ります。

2回裏には、ロハスが同点の7号ホームランで振り出しに!

しかし3回表、チャプマンのツーベースからフローレスのタイムリーで勝ち越し。
カーショーは序盤から四球が多く、4回までに86球・4四球と苦しい内容ながらも毎回奪三振の粘りのピッチングを見せます。

何とか勝ち投手の権利が欲しいところで、果たして何回まで投げてくれるのか…と見守る展開になりました。

5回表、デバースを三振に打ち取ったところで降板。

チームメイトと抱擁を交わし、満員の観客からスタンディングオベーションで見送られました。

球団史上に残る名投手の姿に、多くのファンの方々と共に、私も胸が熱くなりました。

📝大谷、劇的な逆転3ラン!

カーショーの降板直後、試合を動かしたのは大谷翔平。

5回裏、パヘスのヒット、K.ヘルナンデスの四球と、2アウト1・2塁のチャンスで打席に立つと、52号逆転3ランをライトスタンドへ運びました。

カーショーの負けを消してくれる本当にうれしい1打で、球場は大歓声!
続くベッツも20号ホームランを放ち5-2とチームは一気に主導権を握りました。

📝打線がつなぎ、勝利を決定づける

6回裏には、ロハスのツーベース、パヘスのタイムリーで追加点。
7回表に、アダメズのツーベース、チャプマンのタイムリーで1点を返されますが、8回表にはイェイツが三者凡退に。

9回表はスコットが1アウト1.2塁のピンチを抑えて、6-3で勝利!

カーショーのラスト登板を白星で飾る劇的な一戦となりました。

👉 カーショーの電撃引退についてはこちらの記事でもまとめています👇

🎯9月21日(日本時間)第3戦

先発:グラスノー vs 鄧

📝序盤に大量失点も反撃開始

先発グラスノーは、初回からヒットと四球で1アウト満塁のピンチをつくると、エルドリッジがキャリア初のスリーベースがタイムリーとなり3点を先制。

尚も四球で押し出しと4失点のスタートなります。

しかしその裏、フリーマンの死球からマンシーが19号2ランホームランで2点差にすると

4回裏には、コンフォートが12号ホームランで1点差に。

大谷翔平、ベッツと連続四球で2アウト1.2塁からフリーマンがタイムリーを放ち同点に追いつきます。

更に5回裏、エドマンの13号ホームランで、5-4と勝ち越しに成功!

初回にいきなり4点を失う苦しい展開になりましたが、その後は打線がしっかりチャンスをつなぎ、少しずつ点を返していきました。

📝大谷翔平の53号で試合を決定づける

6回裏には、大谷翔平が53号2ランを放ち、ホームラン王争いでシュワーバーに並びました。

さらにT.ヘルナンデスのタイムリーで7-4とします。

7回表から登板したイェイツが、デバースに32号ホームランを打たれ2点差に。
尚もワイルドピッチを含む四球で、1アウト1.3塁のピンチにロブレスキが継投し、後続をしっかり抑えます。

8回表からはクラインが、三者連続三振。

9回表は、ドレイヤーが三者凡退で締め7-5の勝利。
序盤の大量失点を打線の爆発で跳ね返し、3連勝を飾りました。

🎯9月22日(日本時間)第4戦

先発:シーハン vs マクドナルド

📝シーハン、自己最多タイ10奪三振

ジャイアンツ戦、スイープをかけた第4戦。

両チームの先発が好投、6回まで無得点の投手戦の展開となりました。

  選手投球回投球数被安打奪三振与四死球
シーハン6回76球192
マクドナルド6回78球430

👇マクドナルドは、2024年に初登板(3回無失点)、今季9月に再昇格して2試合目です。

シーハンは、7回まで無失点。

キャリア最多タイの10奪三振を記録する素晴らしい内容で、成長を示す登板となりました。

📝打線が繋がらず、援護は1点のみ

7回裏、マンシーが四球、パヘスがヒットでチャンスをつくると、コンフォートがタイムリーで先制します。

続くロハスが送りバントを成功させ、1アウト2.3塁と追加点のチャンスもエドマンがダブルプレイに…

ここで追加点取れなかったが残念でなりません。

8回表から継投したトライネンでしたが、コス、ギルバートのヒットからベイリーがタイムリーツーベースを放ち同点にすると、デバースを申告敬遠し1アウト満塁に。
アダメズにも押し出しと勝ち越しされてしまいます。

続くチャプマンがショートゴロの間に追加点で1-3に。

シーハンの快投も、リリーフ、打線繋がらず…このカードは3勝1敗。
しかし、シーハンの素晴らしいピッチングは、ドジャースにとって今後の希望になりますね。

大谷翔平の成績 VS ジャイアンツ戦

打席:9/19 ①三振②ニ併打③右2中2
   9/20 ①中飛②中直③左本④三振
   9/21 ①三振②三振③四球④左中本⑤敬遠
   9/22 ①三振②右直③右安 ④三振
→ 26試合連続出塁継続中。
  2試合連続ホームランも飛び出し、ナ・リーグ本塁打シュワーバーに追いついた!
  残り6試合で何本打つのでしょうね。

大谷翔平の全ホームランはこちら
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🟦ドジャース観客動員、年間400万人突破は球団初

ドジャースは2025年シーズン、本拠地での観客動員数が球団史上初めて400万人を突破し、合計401万2470人を記録しました。

これまでの最多記録だった2019年の397万4309人を上回り、新たな球団記録となります。

1試合平均は約4万9537人で、81試合中46試合が5万人超えの大観衆となりました。

大谷選手や山本投手といったスター選手の加入・活躍に加え、観戦環境の改善やファンサービスの強化が、多くのファンをスタジアムへと引き寄せたシーズンでした。

歴史的な観客動員で締めくくられた今季。
来年もまた、ドジャースタジアムでの熱い試合と、さらなる盛り上がりに期待したいです。

🟦ピックアップ:ロハスが「ロイ・カンパネラ賞」受賞

ロハスが、2年連続で「ロイ・カンパネラ賞」を受賞しました。

この賞は、ドジャースの選手投票によって決まり、クラブハウスでの精神やリーダーシップを最も体現した選手に贈られます。

チームメイトから2年続けて選ばれるというのは、揺るぎない信頼の証し。
守備や打撃での貢献以上に、仲間から厚く信頼されるロハスの存在が感じられます。

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