宿敵ジャイアンツとの3連戦、ジャイアンツはローテーションを詰めてダブルエースのウェブ、レイを組んできました。
絶対落としたくないのは、どちらも同じですね。
初戦は山本由伸投手が7回1安打10奪三振と力投するも、延長戦でまさかのサヨナラ負けで黒星スタート。
しかし、第2戦では大谷翔平選手が49号特大ホームランを放ち、乱打戦を制して打線が爆発。
さらに第3戦もグラスノー投手の好投と18安打の猛攻で快勝し、見事2勝1敗の勝ち越しを決めました。
投手陣の踏ん張りと、繋がる打線が光ったシリーズを振り返ります。
🎯9月13日(日本時間)第1戦

先発:山本由伸 vs バーランダー
オラクル・パーク
📝初回の失点から始まった投手戦
初戦のマウンドに立ったのは山本投手。
相手は3度のサイ・ヤング賞に輝いた大ベテランのバーランダーとの投げ合いとなった初戦。
山本投手は立ち上がり、1アウト取った後デバースに四球を許すと、続くアダメズにツーベースを浴びて先制を許しました。
しかも、パヘスのお手玉も絡んで不運な形での失点。
まだ初回ということもあり、早めの反撃を期待しましたが、バーランダーがテンポ良くアウトを重ね、序盤は互いにチャンスを作りながらも得点できない展開が続きました。
📝山本由伸、圧巻の投球を続けるも援護なく…
2回以降、山本投手は7回まで味方の好守備にも助けられ、1人の走者も出さない圧巻のピッチング!
7回 被安打1 奪三振10 与四死球1 失点1 と3試合連続の2桁奪三振と圧巻の内容を披露しました。
打線は、バーランダーを打ち崩すことができず、4回表に2アウト2.3塁と走者を出してもあと1本が出ず…。
山本投手の登板の時は、援護点が中々取れず…「なんとか1点を!」と願ってしまいます。
📝延長10回、ベイリーにサヨナラ満塁ホームラン
均衡を破ったのは7回表、コンフォートが11号ソロホームランで同点とし、ようやく山本に白星のチャンスを作りました。
9回裏には、ベッツの悪送球からデバースのヒット、アダメズの申告敬遠で1アウト満塁のピンチに、フローレスのセンターフライをパヘスの好返球で本塁を刺し、ギリギリで踏ん張りました。
試合は延長へ。
10回表ドジャースは、先頭バッター大谷翔平が申告敬遠でノーアウト1.2塁もベッツ、フリーマンと繋げることが出来ず。
9回裏途中から登板したトライネンでしたが、10回裏チャプマンのセカンドゴロで3塁に進塁すると、スコットへ継投。
イジョンフに四球、シュミットを申告敬遠で1アウト満塁にすると、ベイリーが6号満塁ホームランを放ち1-5で敗戦。
前回登板に続いて、トライネン→スコットの継投でのサヨナラ負け・・
山本投手の快投が報われない悔しい初戦となりました。
🎯9月14日(日本時間)

先発:カーショー vs ウェブ
📝先制もカーショー序盤で崩れる
ジャイアンツは、カーショーが先発した第2戦は、1回表に大谷翔平のヒット、フリーマンのタイムリーで幸先よく先制します。
しかしその裏、ラモスのヒットとデバースの四球からピンチを招くと、アダメズのタイムリー、さらにパヘスの送球ミスも絡み、打者一巡で一挙4失点。
カーショーはわずか2回で57球を要し、苦しい立ち上がりとなりました。
序盤で大きくリードされ「負けないカーショー・・・」と不安が募りました。
📝大谷翔平の一発で流れが変わった
2回表に、ノーアウト満塁のチャンスも得点できず・・・
しかし、今日のドジャースはジャイアンツに流れを渡しません。
3回表、大谷翔平がチーム最長飛距離138.3mの49号ホームランを放ち反撃開始!
さらに、ベッツのヒットからテオのタイムリーで3-4と、1点差まで詰め寄ります。
カーショーは、2回3回と追加点を与えず
3回 67球 被安打5 奪三振2 与四死球4 失点4 で降板。
4回裏からは、エンリケスがリリーフ登板し、粘り強く試合をつなぎます。
そして5回表、ヒットと四球からノーアウト満塁のチャンスで、T.ヘルナンデスが2点タイムリー。
続くコンフォートの犠牲フライ、ロートベットの2点タイムリーで追加点。
大谷翔平は申告敬遠、ベッツもタイムリーと打者11人の猛攻でこの回一挙6得点、9-4と逆転に成功しました。
📝打線爆発で13得点、乱打戦を制す
5回裏から登板したイェイツですが、チャプマンがツーベースで出塁すると、エンカ―ナシオンにタイムリー、マトスに四球、ベイリーにもタイムリーと3失点で9-7。
2点差に詰められたところで、ロブレスキに継投。後続を三振に打ち取ってくれました。
まだまだ点を取りたいところのドジャースは、6回表にマンシーの死球にヒヤリとしましたが、コンフォートの四球、パヘスがヒットと1アウト満塁のチャンスに、ゲージのワイルドピッチで追加点。
ロハスが2点タイムリーを放ち12-7とリードを広げます。
9回表にも、フリーマンのタイムリーでダメ押しの追加点を取り13-7。
序盤の不安も、打線の力で吹き飛ばす展開となり、試合は最終回へ。
ロブレスキが7回裏もしっかり抑え、8回裏からはコペックがピンチを招くも無失点に抑えます。
9回裏には、昨日サヨナラホームランを打たれたスコットが登板しましたが
しっかり、3人で打ち取り13-7で勝利!
点の取り合いを制した大きな勝利で、連敗をストップすることができました。
🎯9月15日(日本時間)

先発:グラスノー vs レイ
📝犠牲フライで先制も同点に追いつかれる
勝ち越しをかけた最終戦は、グラスノーとレイの投げ合いでしたが、2回表フリーマンのヒットから、コール、ロハスと連続四球で満塁を作り、キケの犠牲フライで先制します。
しかしその裏、ジャイアンツもイジョンフの死球、フローレスのヒットでノーアウト1.2塁とすると、グラスノーがワイルドピッチとシュミットの犠牲フライで同点とし、互いに似た形で1点を奪い合う展開に。
どちらが先に崩れるか、緊張感のある序盤となりました。
📝中盤に打線が繋がり一挙4得点
3回表、ベッツ、T.ヘルナンデスの連続ヒットでノーアウト1.2塁とすると、エドマンのサードゴロの間に勝ち越し。
5回表には、ベッツの四球から、T.ヘルナンデスのヒット、フリーマンのタイムリーで3-1。
続くエドマンも四球でノーアウト満塁とすると、代打コンフォートが2点タイムリー!
さらに、ゲレーロがピッチコムの不具合で3回プレートを外してボーク。
追加点で、一気に6-1とリードを広げました。
攻撃がつながり打者一巡の猛攻に、「今日は安心して見られるかな」と思える展開に。
📝グラスノー好投、打線18安打で圧勝
6回表ベッツ、T.ヘルナンデスの連続ヒット、コンフォートもヒットで2アウト満塁!
ここで、ロハスの2点タイムリーで8-1。
グラスノーは、序盤制球に苦しみましたが、4回以降は立ち直って
6回2/3 108球 被安打3 奪三振4 与四死球5 失点1に抑えました。
7回裏、2アウト2.3塁でエンリケスに継投し、しっかり後続抑えました。
終盤も打線は勢いを失わず、8回表にはコンフォートがタイムリーで9-1。
8回裏にフローレスのタイムリーで1点返されるも、続くキズナーのセンターフライをエドマンが好プレーで追加点は与えません。
9回表にも、大谷翔平、T.ヘルナンデスのヒットから、エドマンがタイムリーを放ち、最終的に10-2で快勝。
リリーフ陣もエンリケス、コペック、イェイツが繋いで試合を支え、宿敵相手にカード勝ち越しを決める最高の形となりました。
大谷翔平の成績 VS ジャイアンツ戦
打席:9/13 ①ニゴロ②四球③中飛④敬遠⑤敬遠
9/14 ①遊安②中本③三振④敬遠⑤右安
9/15 ①三振②三振③左飛④左飛⑤中飛⑥中安
→ 19試合連続出塁と、昨年の自身の記録134を抜いての135得点。
本塁打1位のシュワーバーには3本差。残り13試合、記録はどこまで伸ばすのか楽しみです。
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