MLB2025 MVP発表 — 2年連続「ア・リーグはA.ジャッジ、ナ・リーグは大谷翔平!」

11月14日(日本時間)、2025年シーズンのMVPが発表されました。
ア・リーグはA.ジャッジ選手、ナ・リーグは大谷翔平選手が受賞。
どちらも今季を象徴する活躍を見せ、まさにチームの中心として輝いた2人の成績を振り返ります。

AL:アーロン.ジャッジ(NYY)

ア・リーグMVPは、ヤンキースのA.ジャッジ選手が受賞しました。
2年連続、そしてここ4年で3度目という安定した強さで、ヤンキースの中心打者であることを改めて証明したシーズンとなりました。

今季は152試合に出場し、打率.331で自身初の首位打者を獲得。
53本塁打と114打点はどちらもリーグ2位の成績で、7月末に右肘の痛みで約10日離脱しながらも、復帰後すぐにペースを取り戻し、最後まで高いレベルのパフォーマンスを維持しました。

MVP争いは、60本塁打・125打点と圧倒的な存在感を放ったマリナーズのC.ローリー選手との一騎打ち。
投票では、ジャッジ選手が1位票17票・2位票13票の355ポイント
ローリー選手が1位票13票・2位票17票の335ポイントと、投票者全員が2人のどちらかに1位・2位票を入れる“歴史的な接戦”となりました。

わずか20ポイント差での受賞となりましたが、ジャッジ選手の53本塁打を放ちながら首位打者になるのは、打者として非常に難しい記録です。
長打を狙う打者は、空振りやフライが増え打率が下がりやすいため、その総合力と安定感も評価されたのでしょう。

この受賞により、ジャッジ選手はヤンキース史上4人目となる「3度のMVP」獲得者に。
ディマジオ、ベラ、マントルと並び、名門球団の歴史に新たな1ページを刻みました。

NL:大谷翔平(LAD)

ナ・リーグMVPは、大谷翔平選手が満票で選出されました。
ア・リーグ時代と合わせて 3年連続・通算4度目 の受賞で、打者としてキャリア最高レベルの内容を残しました。

打率.282に加え、自己最多となる55本塁打、102打点、OPS1.014と、いずれの指標もリーグトップ級。
特に得点146はメジャー全体でトップとなる数字で、打線の中心として圧倒的な存在感を示しました。

6月中旬からは、投手としても2年ぶりに復帰し、14試合に先発。
防御率2.87、62奪三振を記録し、完全復帰ではないながら、二刀流としての価値を十分に示す一年でした。

今回のMVPで、大谷選手はメジャー史に残る数々の記録を更に積み重ねました。
3年連続のMVPは史上2人目、通算4度目の受賞は歴代単独2位。
さらに、21年の受賞から4度のMVPすべてが満票というのは、MLB史上大谷選手ただ一人です。

ドジャースで複数回MVPを受賞したのは球団史上2人目で、ポストシーズンでは二刀流のままワールドシリーズ制覇も達成。
数字だけでは語りきれない、唯一無二のシーズンとなりました。

2025年は、ア・リーグのジャッジ選手、ナ・リーグの大谷選手が、ともに2年連続でMVPを受賞するという史上初のシーズンとなりました。
それぞれがチームの中心として活躍し、シーズンを通して安定した強さを見せてくれました。

両選手が来季もそろって、3年連続MVPとなるか——ますます楽しみが広がりますね。



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