シンシナティ・レッズの魅力|球場、歴史、気になる選手たち

シンシナティ・レッズは、アメリカの野球界で非常に長い歴史を誇るチームです。

その本拠地である球場と歴史的な背景、さらには注目の選手たちに焦点を当て、レッズの魅力を深堀りしていきます。

現代的な球場と美しい景観

シンシナティ・レッズの本拠地は、2003年に開場したグレート・アメリカン・ボールパークです。

モダンなデザインのこの球場は、白い鉄骨と歯ブラシ形の照明が特徴的。

球場内からは、ライト後方に流れるオハイオ川やシンシナティダウンタウンの美しい景色を楽しみながら、まるで一枚の絵のような風景に包まれて観戦できます。

また、右中間には2本の煙突があり、これはかつてオハイオ川を行き交った蒸気船をイメージしたもの。
レッズの選手がホームランを打った際や、チームが勝利した際には、この煙突から花火が上がり、スタジアムを華やかに盛り上げます。

レッズ殿堂博物館:球団の歴史を感じる場所

1958年に球場の隅で小さな展示が行われたのが始まりで、場所を転々としながら2019年に大規模な改修が行われ、2024年には新たな展示が追加されて、さらに魅力的な施設に生まれ変わりました。

メジャーリーグの中でも最大規模を誇るこの博物館は、アメリカ初のプロ野球チームとして1969年に誕生したシンシナティ・レッドストッキングス時代からその歴史を紹介。

館内には93人の殿堂入りメンバーや7000点以上の展示物が並び、150年にわたる球団の歩みを辿ることができます。

特に注目すべきは、1869年に結成されたレッドストッキングスの実物の野球カードや過去の優勝トロフィーなどは必見です。

野球ファンにはたまらない貴重なアイテムが多数展示されており、足を運んでみたくなりました。

シンシナティ・レッズのこれまでの成績

これまで、
ワールドシリーズ優勝5回
リーグ優勝9回
地区優勝10回

シーズン 成績 順位 ポストシーズン進出
2012 97-65 1位 ポストシーズン進出
2013 90-72 2位 ポストシーズン進出
2014 76-86 4位 なし
2015 64-98 5位 なし
2016 68-94 5位 なし
2017 68-94 5位 なし
2018 67-95 5位 なし
2019 75-87 4位 なし
2020 31-29 3位 ポストシーズン進出
2021 83-79 3位 なし
2022 62-100 4位 なし
2023 82-80 3位 なし
2024 77-85 4位 なし

ここ数年は、苦しいシーズンが続いています。

注目の若手選手たち

チェイス・バーンズ

2024年ドラフトで全体2位指名を受けたチェイス・バーンズは、剛腕ルーキーとして注目されています。

バーンズは6月25日(日本時間)のヤンキースとのデビュー戦で、なんと最初の5者連続三振を記録し、これは63年ぶりの快挙となりました。今後の活躍が楽しみな選手です。

ニコラス・ロドロ

ロドロは、7月24日(日本時間)のナショナルズ戦でメジャー初完封を達成!
これからの成長に期待です。

エリー・デラクルーズ

デラクルーズは、まだ23歳(2025年)ながら、3年連続でメジャーデビューから20盗塁を記録し、レッズチーム史上初の快挙を達成した選手。

打撃、守備、投球、走塁といった全ての要素を兼ね備え、怪物と呼ばれる彼ですが、お茶目な一面も持ち合わせています。

そのチャーミングな性格やユーモアで、チームメイトやファンを楽しませる場面もしばしば見られ、魅力溢れる選手ですね。

チームを率いるテリー・フランコーナ監督

2025年からレッズを率いるフランコーナ監督は、23年にわたる監督キャリアで通算1950勝1672敗という素晴らしい成績を収めています。

7月14日(日本時間)のロッキーズ戦では、現役2人目となる通算2000勝を達成!

これにより、監督は歴代13位にランクインー

フィリーズ(1997~2000年)で285勝、レッドソックス(2004~2011年)で744勝、そしてガーディアンズ(2013~2023年)では921勝を記録し、レッズで通算2006勝(2025年7月29日日本時間現在)を達成しました。

フランコナ監督の就任により、レッズは新たな時代を迎えようとしています。

長年の実績を持つ名監督の指導のもと、チームはさらに成長し、今後のポストシーズン進出に向けて大きな一歩を踏み出すことでしょう。フランコナ監督がどのようにレッズを変えていくのか、これからのシーズンがますます楽しみですね。

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