日本人選手10人まとめ
2025年9月の日本人メジャーリーガーたちの活躍をまとめました。
今季の成績もあわせて紹介しています。
※ドジャース所属の大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手は別記事で掲載しています。
前田健太投手は、ヤンキース傘下3Aでの登板成績です。
(※日付はすべて日本時間表記しています。)
ダルビッシュ有:パドレス
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/3 | オリオールズ | 4回 | 87 | 6 | 6 | 4 | 4 | ● |
9/9 | レッズ | 5回2/3 | 91 | 6 | 7 | 0 | 3 | - |
9/15 | ロッキーズ | 5回 | 82 | 4 | 5 | 1 | 3 | ○ |
9/21 | Wソックス | 4回2/3 | 78 | 6 | 4 | 0 | 2 | - |
9/27 | Dバックス | 5回 | 79 | 6 | 4 | 2 | 2 | ○ |
9月 | 24回1/3 | 417 | 28 | 26 | 7 | 14 | 2-1 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 15 | 72回 | 5-5 | 5.38 | 68 |
ケガとの戦いから始まった今季、ダルビッシュ投手は7月に復帰登板を果たしました。
9月27日のダイヤモンドバックス戦では先発として5回を投げ、6安打2失点の粘り強いピッチングで今季5勝目。
日米通算では208勝目を挙げました。
今季の最終成績は5勝5敗、防御率5.38。
すでにポストシーズン進出を決めていたパドレスですが、初戦の相手は、かつて3年間を過ごした古巣のカブス。
「もう逃げも隠れもできません。1球目から壊れてもいいという気持ちで投げたい」と語った言葉に、39歳ベテランの覚悟と強い意志が伝わってきますね。
松井裕樹:パドレス
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/1 | ツインズ | 2回 | 33 | 2 | 3 | 1 | 1 | – |
9/3 | オリオールズ | 1回 | 13 | 0 | 1 | 0 | 0 | – |
9/11 | レッズ | 2/3回 | 13 | 0 | 1 | 1 | 0 | – |
9/14 | ロッキーズ | 1回 | 9 | 0 | 1 | 0 | 0 | – |
9/17 | メッツ | 1回2/3 | 36 | 0 | 2 | 2 | 0 | – |
9/19 | メッツ | 1回 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | – |
9/24 | ブリュワーズ | 1回 | 15 | 1 | 0 | 0 | 0 | – |
9/28 | Dバックス | 2回1/3 | 37 | 3 | 1 | 2 | 1 | ○ |
9月 | 10回2/3 | 166 | 6 | 9 | 6 | 2 | 1-0 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 61 | 63回1/3 | 3-1 | 3.98 | 61 |
9月28日、今季最長となる2回1/3を投げ、3安打1失点と粘りの投球で3勝目を挙げ、レギュラーシーズンを締めくくりました。
今季は61試合に登板し、3勝1敗・1セーブ・防御率3.98、奪三振61で終えています。
2年連続でポストシーズン進出を決めたパドレスですが、松井投手は惜しくもロースターから外れる形に。
「苦しい時間がすごく長く続いた」と振り返りながら、「目指しているのはそこではない」と語りました。
5年契約の3年目となる来シーズンは、重要な場面を任される投手を目指し、さらなる飛躍に期待しています。
鈴木誠也:カブス
月/シーズン | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
9月 | 20 | .232 | 5 | 14 | .811 |
シーズン | 151 | .245 | 32 | 103 | .804 |
9月中旬、体調不良で欠場していた鈴木選手が6試合ぶりに復帰した9月18日、3打数ノーヒットながら死球で出塁し、20試合連続出塁を継続しました。
チームも中盤に勝ち越して今季88勝目を挙げ、2020年以来5年ぶりのポストシーズン進出が決定。
そしてレギュラーシーズン最終戦では、32号となる4試合連続で5ホームランをマーク。
終盤からポストシーズン初戦まで続いた5試合連発は、MLB史上初の快挙であり、日本人選手としても新たな歴史を刻むシーズンとなりました。
今永昇太:カブス
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/3 | ブレーブス | 6回 | 78 | 5 | 2 | 1 | 3 | ○ |
9/9 | ブレーブス | 6回 | 80 | 5 | 4 | 0 | 3 | ● |
9/15 | レイズ | 5回 | 91 | 7 | 9 | 0 | 3 | – |
9/20 | レッズ | 5回 | 83 | 4 | 4 | 2 | 4 | – |
9/26 | メッツ | 5回2/3 | 91 | 9 | 3 | 1 | 8 | ● |
9月 | 27回2/3 | 423 | 30 | 22 | 4 | 21 | 1-2 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 25 | 144回2/3 | 9-8 | 3.73 | 117 |
9月3日に先発登板した今永投手が、6回78球を投げ、3失点するも粘投し9勝目を挙げました。今季、右足の故障で一時離脱もありましたが、WHIP(1イニングあたりの与四球と被安打数の合計)は驚異の0.93に。
50試合以上先発したカブス投手として1.00未満を記録したのは、1906年以来119年ぶりという歴史的な数字でした。
最終登板の9月26日のメッツ戦では、今季ワーストとなる8失点で降板。
2年連続の2ケタ勝利には、あと一歩届きませんでした。
5年ぶりのポストシーズン進出を果たしたカブスの勝利の為にも、今永投手の力に期待しています。
菊池雄星:エンゼルス
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/2 | アストロズ | 5回2/3 | 97 | 8 | 6 | 2 | 5 | ● |
9/7 | アスレチックス | 2回 | 61 | 6 | 1 | 4 | 7 | ● |
9/13 | マリナーズ | 6回 | 98 | 4 | 3 | 1 | 1 | – |
9/19 | ブリュワーズ | 5回2/3 | 92 | 5 | 2 | 3 | 2 | – |
9/25 | ロイヤルズ | 5回 | 66 | 1 | 6 | 1 | 1 | ○ |
9月 | 24回1/3 | 414 | 24 | 18 | 11 | 16 | 1-2 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 33 | 178回1/3 | 7-11 | 3.99 | 174 |
メジャー7年目の菊池投手は、9月7日のアスレチックス戦で、通算1000奪三振を達成。
日本投手として4人目となる通算1000奪三振を達成しました。
日本人投手として野茂英雄、ダルビッシュ有、前田健太に次ぐ4人目の快挙です。
「三振は自分の中で大事にしているものなので、ここまで積み上げられてうれしい」と話した菊池投手。
途中、左前腕のけいれんで緊急降板する場面もありましたが、軽症で済み、今季を無事に完走しました。
最終的に7勝11敗、防御率3.99と安定感を見せ、8年目にしてメジャー移籍後最多の178回1/3を投げきる充実のシーズンに。
2度目のオールスター選出も果たし、最後までしっかり投げきったシーズンとなりました。
菅野智之:オリオールズ
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/1 | ジャイアンツ | 3回1/3 | 80 | 10 | 4 | 1 | 7 | ● |
9/8 | ドジャース | 3回 | 67 | 7 | 1 | 0 | 4 | ● |
9/14 | ブルージェイズ | 6回 | 63 | 4 | 4 | 0 | 1 | – |
9/21 | ヤンキース | 3回 | 87 | 6 | 3 | 2 | 4 | ● |
9/28 | ヤンキース | 4回1/3 | 73 | 5 | 3 | 0 | 4 | ● |
9月 | 19回2/3 | 370 | 32 | 15 | 3 | 20 | 0-4 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 30 | 157回 | 10-10 | 4.64 | 106 |
菅野投手は、9月28日のヤンキース戦が最終登板。
先発し、5回途中5安打4失点で10敗目を喫し、悔しい結果に終わりました。
それでも今季はメジャー初挑戦ながら30試合に登板し、10勝10敗、防御率4.64。
メジャー1年目での2桁勝利は、日本人投手として10人目の快挙です。
36歳のベテランながら、1年を通して投げ抜いた姿に頼もしさを感じました。
来季の動向にも注目です。
小笠原慎之介:ナショナルズ
日付 | 対戦 | 投球回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9/1 | レイズ | 1回 | 10 | 0 | 2 | 0 | 0 | – |
9/4 | マーリンズ | 1回 | 13 | 0 | 2 | 0 | 0 | – |
9/6 | カブス | 2回 | 29 | 1 | 0 | 1 | 2 | – |
9/9 | マーリンズ | 2回 | 38 | 4 | 1 | 2 | 5 | – |
9/14 | パイレーツ | 1回 | 28 | 1 | 0 | 2 | 1 | – |
9/16 | ブレーブス | 2回 | 36 | 3 | 2 | 2 | 2 | – |
9/17 | ブレーブス | 1回 | 14 | 1 | 0 | 0 | 0 | – |
9/18 | ブレーブス | 1回 | 18 | 5 | 1 | 0 | 3 | – |
9/23 | ブレーブス | 2回1/3 | 29 | 1 | 1 | 0 | 0 | – |
9/27 | Wソックス | 2回 | 17 | 0 | 1 | 0 | 0 | – |
9/29 | Wソックス | 1/3回 | 17 | 3 | 1 | 1 | 2 | – |
9月 | 15回2/3 | 249 | 19 | 11 | 8 | 15 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
---|---|---|---|---|---|
シーズン | 23 | 38回2/3 | 1-1 | 6.98 | 30 |
小笠原投手は、トレード期限後に再昇格し、リリーフに転向しました。
9月8日のマーリンズ戦では打ち込まれましたが、シーズン最終戦のホワイトソックス戦では、0―5の5回に登板し、1/3回を3安打2失点。
「挑戦して良かった。濃い1年でハングリー精神が養われた」と話し、新天地での経験を振り返っていました。
吉田正尚:Rソックス
月/シーズン | 試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
---|---|---|---|---|---|
9月 | 20 | .333 | 2 | 13 | .837 |
シーズン | 55 | .266 | 4 | 26 | .695 |
3年目の吉田選手ですが、今季右肩手術の影響で開幕には間に合わず、ようやく7月にメジャー復帰しました。
7~9月の打率は.239→.214→.333と、シーズン終盤にかけてしっかりと上向きに。
8月までは「二ゴロマシーン」と揶揄されるほど苦しい時期もありましたが、9月に見せた復調ぶりはさすがでしたね。
終盤は4番を任される試合もあり、ワイルドカードシリーズ(WCS)では、7打数4安打、打率.571と打線をけん引する活躍で、本来の持ち味を発揮。
4年目の来シーズンにも期待です。
千賀滉大:メッツ
日付 | 対戦 | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9/13 | ウースター | 6回 | 3 | 8 | 0 | 1 | ○ |
9/19 | リーハイバレー | 3回2/3 | 6 | 4 | 2 | 4 | ● |
9月 | 9回2/3 | 9 | 12 | 2 | 5 | 1-1 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
*9月はAAAで2試合登板のみ。メジャー登板はなし。
シーズン | 登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 |
---|---|---|---|---|---|
メジャー | 22 | 113回1/3 | 7-6 | 3.02 | 109 |
メジャー3年目の今季は、開幕から13試合で防御率1.47と圧巻の投球を見せ、リーグトップの成績を誇っていました。
ところが、6月13日のナショナルズ戦で一塁ベースカバーに入った際に右太もも裏を痛めて離脱。復帰後の7月以降は、9試合で0勝3敗、防御率5.90と、本来のピッチングを取り戻せないまま苦しい時間が続きました。
「けがをして以降、思うように体が動かなくなった」「後半はチームの力になれなかった」と振り返ってい千賀投手。
悔しさを胸に、再び万全の姿でマウンドに戻ってくる日を待ちたいです。
前田健太:ヤンキースとマイナー契約へ
(※日付はすべて日本時間表記)
日付 | 対戦 | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四球 | 失点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9/4 | ウースター | 7回2/3 | 1 | 9 | 1 | 1 | ○ |
9/10 | リーハイバレー | 5回 | 4 | 2 | 5 | 2 | – |
9/15 | リーハイバレー | 6回 | 8 | 1 | 2 | 4 | ● |
9/22 | バイソンズ | 5回 | 2 | 5 | 2 | 0 | ○ |
9月 | 23回2/3 | 15 | 17 | 10 | 7 | 2-1 |
※公式Box Scoreでは死球(HBP)が表示されないため、与四死球は「与四球」のみを反映しています。
メジャー10年目を迎える前田健太投手が、新天地で再出発を切りました。
8月4日に、カブス傘下3Aアイオワを自由契約となり、その後8月6日にヤンキース傘下3Aスクラントンとマイナー契約。
9月4日にはレッドソックス傘下3Aウースター戦で、8回2アウトまでノーヒットノーランの好投で、7回2/3を投げて9奪三振。
5勝目を挙げました。
9月22日、ブルージェイズ傘下3Aバイソンズ戦で、6勝目を挙げてシーズンを終了。
来季からは、日本球界に復帰予定で、「最後の数カ月は自信を持って投げられた」と語っています。
どの場所でも、またマウンドに立つ姿を楽しみにしています。
レギュラーシーズンが終わり、ポストシーズンに進出したチーム、惜しくも敗れたチームと、それぞれのシーズンが幕を閉じました。
来季も、それぞれの舞台で再び日本人選手たちが活躍する姿を見られることを楽しみにしています。
🔹ドジャース所属の日本人選手の成績はこちら👇
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