7月のラストカードはホームでのレッズ3連戦。
場所はシンシナティ・レッズの本拠地、「アメリカンボールパーク」
初戦では山本由伸投手が7回1失点9奪三振の好投で9勝目を挙げ、2戦目も接戦をものにして連勝。
勢いのままスウィープを狙った第3戦では大谷翔平選手が中8日で先発マウンドに立ちましたが、右臀部のけいれんにより緊急降板というアクシデントも…。
試合は2勝1敗でカード勝ち越しとなりましたが、パドレスとのゲーム差は3に迫り、気の抜けない状況が続きます。
🎯7/29 山本由伸が7回1失点の快投で9勝目!ヒヤヒヤ継投も制す

先発 山本由伸 VS バーンズ
この日先発の山本投手は、序盤からストライク先行のテンポ良い投球でリズムを作り、4回以降はランナーを1人も出さない圧巻の内容!
援護も初回に、ベッツのツーベースから、T.ヘルナンデスのタイムリー
5回には、ロハスのツーベース、ベッツのヒットから大谷翔平の2点タイムリーと打線も繋がりました。
中盤にはスクイズ失敗などで追加点を逃す場面もありましたが、7回にはT.ヘルナンデスとフリーマンのタイムリーで5-1と突き放します。
山本投手は、7回 101球で9奪三振、まさにエースの貫禄でした!
山本由伸→ベシアと継投した後、9回裏からトライネンが4月14日(日本時間)以来の登板でしたが、まさかの1失点。
なおも満塁のピンチを招きますが、ドレイヤーが最後の1人を締めてゲームセット。
打線も繋がり、山本投手の粘投と、守り切った終盤の継投が光る試合でした。
🎯7/30 エドマンの一発&スミスの決勝打で逆転勝利!グラスノー踏ん張る

先発 グラスノー VS ロドロ
2戦目は、2回表フリーマンのヒットから、エドマンの12号2ランで先制します。
ところが4回、グラスノーがヘイズの四球からフレーリーに6号2ラン。
マルテにも7号ソロと連続HRを浴びて逆転されてしまいます。
5回にも、2人に連続四球でノーアウト満塁のピンチを迎え、ヒヤヒヤしましたがドレイヤー→カスペリアスと継投策で何とか1失点にとどめます。ここは、ブルペン陣がよく踏ん張りました。
試合をひっくり返したのは7回。今日はベンチスタートだったコンフォートが代打で四球を選ぶと、これを足がかりに、ベッツ・スミス・フリーマンのヒットで一気に同点にー!
さらに9回には、先頭バッターのコンフォートがまたも四球で出塁すると、代走アウトマンへ。
スミスのタイムリーでアウトマンがホームに帰り、勝ち越し!
9回裏、最後はベシアがピシャリと締め、逆転勝利をつかみました。
後半戦なかなか打線が噛み合わなかった中、繋ぐ野球で試合をもぎ取った理想的な展開でしたね。
何といっても、コンフォートの2打席連続四球!ここから試合の流れが始まりました。
選球眼の良いコンフォート様様!ファンとしても、久しぶりに「この勝ち方を待ってた!」と思える一戦でした。
🎯7/31 大谷翔平が中8日で登板も緊急降板…打線もあと一本が出ず

先発 大谷翔平 VS マルティネス
スウィープをかけた第3戦は、大谷翔平選手が中8日今季7試合目の先発登板。
しかし初回から制球に苦しみ、ラックスのヒット、デラクルーズのタイムリーで先制点を許します。
4回表にフリーマンの11号2ランホームランで一時逆転しますが
4回裏、先頭バッターのマルテにヒットで出塁されると、スティーブンソンの打席では連続暴投でノーアウト3塁に。続くスティアにも2球連続ボールのところで、ロバーツ監督がトレーナーとマウンドへ。
ここで、緊急降板となりました。それまでも、右臀部を叩くような仕草を何度も見せるなど様子がおかしいことがうかがえました。
この突然のアクシデントで降板した局面で、緊急登板となったバンダでしたが後続をしっかりと抑え、最小失点にとどめたのは大きなポイントでした。
ベンソンの犠牲フライで同点にはなったものの、なおも1アウト1・2塁というピンチの中、落ち着いたピッチングで後続を抑えたことは、ベンチで見守る大谷投手にとっても心強かったはずです。
5回表から登板していたシーハンが、7回まで無失点に抑える好投を見せていましたが
8回裏、スティア、ベンソンとタイムリーを浴びて、レッズに勝ち越しを許し2-5で試合終了。
この3連戦は2-1と勝ち越ししましたが、7月は10勝14敗と負け越し。
ナ・リーグ西地区2位のパドレスが、今日勝ってゲーム差3ゲームと迫ってきました。
ただ、この3連戦では、先発陣だけでなくリリーフ陣の粘り強い投球も印象的でした。
中継ぎ陣が要所をしっかりと締めてくれたことで、勝ちゲームをきっちりものにできたのは大きな収穫!
お休みを挟んで迎える次カードでも、この流れを切らさず、投手陣全体の安定感に期待したいですね。
大谷翔平の成績 VSレッズ戦
投球:7/31 3回0/3 51球 被安打5 奪三振4 与四死球2 失点2
→初回からすでに臀部にけいれんを感じながらも、だましだまし投げていたという大谷選手。
無理だけはしてほしくないというのが本音ですが、本人にとっては簡単な判断ではないのかもしれませんね。
打席:7/29 ①ニゴロ②遊ゴロ③中安④四球⑤四球
7/30 ①三振②三振③三振④三振⑤右直
7/31 ①一ゴロ②ニゴロ③三振④三邪飛⑤中直
→ レッズとの3連戦では15打数1安打と不調でした。とにかく体調を整えることが一番です。
大谷翔平、右臀部のけいれんについてコメント
大谷翔平選手は試合後、「昨日、今日と少し脱水気味だった」と体調の不調を明かしました。
登板後も打者として出場を続けたものの、2試合連続で5打数無安打に終わり、「打席でどういう対応ができていたか、あまり覚えていない」と語るなど、万全の状態ではなかった様子です。
臀部の違和感は自身にとってもあまり経験がないとのことで、7月31日(日本時間)の試合後は、翌日のオフを挟んで、8月2日(日本時間)からのレイズ戦に備える構えとのこと。
「しっかり休んで、体調を整えてまた出場したい」と前向きな姿勢を見せました。
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