ドジャースと契約してメジャー2年目の山本由伸投手。
この記事では、日本時間を基準にした全登板成績を一覧にまとめ、球数・被安打・奪三振・与四死球・失点まで詳細に記録。1試合ごとのピッチング内容が一目で分かる表形式でご紹介します。
📊 山本由伸 全登板成績(日本時間)★
30試合登板 12勝8敗 9月26日(日本時間)現在
| 日付 | 対戦 | 回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3/18 | カブス | 5回 | 72球 | 3 | 4 | 1 | 1 | ○ |
| 3/29 | タイガース | 5回 | 91球 | 5 | 10 | 2 | 2 | ー |
| 4/5 | フィリーズ | 6回 | 97球 | 3 | 5 | 3 | 1 | ● |
| 4/12 | カブス | 6回 | 103球 | 2 | 9 | 1 | 0 | ○ |
| 4/19 | レンジャーズ | 7回 | 102球 | 5 | 10 | 0 | 0 | ○ |
| 4/26 | パイレーツ | 5回 | 94球 | 5 | 5 | 4 | 3 | ● |
| 5/3 | ブレーブス | 6回 | 91球 | 1 | 6 | 2 | 0 | ○ |
| 5/9 | Dバックス | 5回 | 88球 | 6 | 4 | 2 | 5 | ● |
| 5/15 | アスレチックス | 6回 | 88球 | 4 | 6 | 2 | 3 | ○ |
| 5/21 | Dバックス | 7回 | 110球 | 1 | 9 | 2 | 0 | ー |
| 5/27 | ガーディアンズ | 6回 | 88球 | 3 | 7 | 2 | 2 | ○ |
| 6/2 | ヤンキース | 3回2/3 | 96球 | 7 | 2 | 3 | 4 | ● |
| 6/8 | カージナルス | 6回 | 94球 | 4 | 9 | 3 | 0 | ー |
| 6/14 | ジャイアンツ | 4回2/3 | 102球 | 6 | 4 | 5 | 5 | ● |
| 6/20 | パドレス | 6回1/3 | 100球 | 7 | 5 | 0 | 3 | ● |
| 6/26 | ロッキーズ | 5回 | 56球 | 1 | 6 | 1 | 0 | ○ |
| 7/2 | Wソックス | 7回 | 98球 | 3 | 8 | 1 | 1 | ○ |
| 7/8 | ブリュワーズ | 2/3 | 41球 | 4 | 0 | 2 | 5 | ● |
| 7/14 | ジャイアンツ | 7回 | 91球 | 3 | 7 | 2 | 0 | ー |
| 7/23 | ツインズ | 5回 | 101球 | 6 | 8 | 1 | 3 | ー |
| 7/29 | レッズ | 7回 | 101球 | 4 | 9 | 2 | 1 | ○ |
| 8/4 | レイズ | 5回2/3 | 88球 | 5 | 6 | 0 | 0 | ○ |
| 8/12 | エンゼルス | 4回2/3 | 99球 | 6 | 6 | 6 | 6 | ● |
| 8/19 | エンゼルス | 7回 | 103球 | 4 | 6 | 2 | 3 | – |
| 8/25 | パドレス | 6回 | 92球 | 4 | 6 | 2 | 2 | ○ |
| 9/1 | Dバックス | 7回 | 98球 | 4 | 10 | 0 | 1 | – |
| 9/7 | オリオールズ | 8回2/3 | 112球 | 1 | 10 | 2 | 1 | – |
| 9/13 | ジャイアンツ | 7回 | 91球 | 1 | 10 | 1 | 1 | – |
| 9/19 | ジャイアンツ | 5回1/3 | 108球 | 1 | 7 | 6 | 0 | – |
| 9/26 | Dバックス | 6回 | 94球 | 4 | 7 | 2 | 0 | ○ |
| 日付 | 対戦 | 回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 勝敗 |
| 登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
|---|---|---|---|---|---|
| レギュラーシーズン | 30 | 173回2/3 | 12-8 | 2.49 | 201 |
印象に残った登板
4月19日 vs レンジャーズ
当時のア・リーグ西地区首位のレンジャーズ打線を7回102球
10奪三振もですが、与四死球0が素晴らしい!ナイスピッチングでチームの勝利3-0に大貢献でした。
6月8日 vs カージナルス
WBCで共に戦ったヌートバー選手の所属するカージナルスとの第2戦
6回まで9奪三振、無失点の好投でしたが、打線の援護なくサヨナラ負け…
勝利投手にしてあげて欲しかったと感じた試合でした。
7月8日 vs ブリュワーズ
メジャー最短となる2/3回5失点で7敗目を喫しました。
1回2アウト2・3塁から、移籍後初打席のボーンにスリーランを浴び、その後も安打・四球・ベッツの送球エラーも重なり早々の降板となってしまいました。
7月29日 vs レッズ
立ち上がりの初回に1点を失ったものの、4回から7回までの間、走者は四球の1人のみ!
圧巻のピッチングで9勝目を挙げました。
8月12日 vs エンゼルス
初回先頭バッターのネトにホームランを浴びるなど2点を失ったあと、5回にはノーアウト満塁からトラウトの2点タイムリーもあり4失点。5回途中での降板となりました。
8月25日 vs パドレス
今季のレギュラーシーズン最後のパドレスとの3連戦は、6回 4安打2失点の好投で11勝目を挙げました。
この日のキャッチャーはラッシング。
2人が組んだ今季の4試合の内、3試合で6回以上を投げ4試合で3失点以下に抑えています。
チームにとって心強いバッテリーになりつつある印象ですね。これからも「山本×ラッシング」のコンビが増えていくのか注目です!
9月1日 vs Dバックス
7回まで、3点のリードを保ったまま10奪三振、与四死球0と圧巻のピッチングを見せて降板しましたが、8回に継投したスネルが3ランを浴びて勝利投手が消えてしまいました。
9回裏に、スミスがサヨナラホームランを放ちチームは勝利。勝ち星はつきませんでしたが素晴らしい投球!頼れるエース、9月末まで投げきってほしいですね。
9月7日 vs オリオールズ
3-0のまま、9回2アウトまでノーヒットノーラン!の素晴らしいピッチングでした。
あと1人のところで、ホリデーに17号ホームランを浴びて降板。
これだけでは終わらず、継投したトライネン、スコットが2アウトからまさかのサヨナラ負け…
勝ち投手の権利も消滅し、チームは2試合連続のサヨナラ負けを喫した試合となってしまいました。
9月13日 vs ジャイアンツ
初回はエラーが絡み失点しましたが、2回以降は圧巻のピッチングで7回までパーフェクトを継続。3試合連続で7回以上・10奪三振を記録し、これは2017年のカーショー以来の快挙です!
今季28登板で11勝8敗、防御率2.66、被打率.186はメジャー単独トップに立っています。
この快投で、3試合とも白星ならずが残念で仕方ありません。
何としても投打で繋いで、山本投手に白星をあげてほしいです。
9月26日 vs Dバックス戦
4年連続の地区優勝へマジック「1」で迎えたダイヤモンドバックス戦。
6回無失点の好投で、今季12勝目を挙げ、シーズン200奪三振にも到達しました。
チームはこの勝利で地区優勝を決め、日本人投手として史上7人目となる快挙も達成と、記念すべき一戦となりました。
チームでは2021年ビューラー以来の200奪三振投手となっています。
山本由伸:ポストシーズン全登板(日本時間)★★
| 日付 | 対戦 | 回 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 勝敗 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10/2 | レッズ | 6回2/3 | 113球 | 4 | 9 | 3 | 2 | ○ |
| 10/9 | フィリーズ | 4回0/3 | 67球 | 6 | 2 | 1 | 3 | ● |
| 10/15 | ブリュワーズ | 9回 | 111球 | 3 | 7 | 1 | 1 | ○ |
| 10/26 | ブルージェイズ | 9回 | 105球 | 4 | 8 | 1 | 1 | ○ |
| 11/1 | ブルージェイズ | 6回 | 96球 | 5 | 6 | 1 | 1 | ○ |
| 11/2 | ブルージェイズ | 2回2/3 | 34球 | 1 | 1 | 2 | 0 | ○ |
| 登板数 | 投球回 | 勝敗 | 防御率 | 奪三振 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ポストシーズン | 6 | 37回1/3 | 5-1 | 1.45 | 33 |
WSvs レッズ 第2戦(10/2)
初回2アウト1塁から、ヘイズの打球をT.ヘルナンデスがまさかの落球。
そこから、2アウト2.3塁のピンチとなり2失点を許す立ち上がりとなりました。
しかし、そこからしっかり立て直して6回まで9奪三振!
メジャー移籍後最多の113球も、「まだ余力があったので、もう1イニングいけると言いました」と語っています。
チームも勝利し、ディビジョンシリーズ一番乗りに大きく貢献してくれました。
DS vs フィリーズ 第3戦(10/9)
3回まではノーヒットピッチングと好投していた山本投手。
1点リードで迎えた4回表、先頭バッターのシュワーバーにホームランを浴びて同点に追いつかれると、その後もヒットと送球エラーも絡んで更に2点を失います。
5回に、2者連続のヒットを許したところで降板。
8月19日のロッキーズ戦以来7試合ぶりの3失点となりました。
試合後、「全体的にそんなに悪くなかった」と語った山本投手。
次の登板では、きっと修正してくれるはずです。
楽しみに待っています。
*チームは第4戦(10月10日)に勝利し、リーグチャンピオンシップシリーズ進出を決定。
LCS vs ブリュワーズ 第2戦(10/15)
ブリュワーズの本拠地で迎えた第2戦に先発した山本投手が、日本人として初めてポストシーズンでの完投勝利を挙げました。
初回、先頭打者のチョウリオに初球をホームランされる立ち上がりでしたが、その後は見事に立て直します。
ランナーを出しても得点を許さず、2塁を踏ませない安定感のあるピッチングを披露。
最終的に111球で9回を投げ切り1失点。
チームはこれで2連勝して、ドジャー・スタジアムでの第3戦に挑みます。
なお、ポストシーズンでの完投は2017年以来8年ぶり、さらにナ・リーグ優勝決定シリーズでは2003年以来となる22年ぶりの快挙です。
WS vs ブルージェイズ 第2戦(10/26)
山本投手が、2試合連続の完投勝利を挙げました。
3回、スプリンガーに死球、ゲレロJr.のヒットで1アウト1.3塁からカークの犠牲フライで1点を失うも、以降9回まで三者凡退のパーフェクトピッチングで完投勝利!
ブルージェイズ打線を完全に封じ込めましたね。
ドジャースの選手がWSで完投したのは、1988年のO.ハーシュハイザー以来37年ぶりの快挙。
試合後のインタビューでは、「素晴らしかったと思う。しっかり準備できたのと、トレーナーさんらの支えがあった。一ついいプレーができたので良かったと思う」と語っています。
WS vs ブルージェイズ 第6戦(11/1)
2勝3敗で、ブルージェイズに王手をかけられた第6戦に先発した山本投手。
3回表に3点の援護をもらったその裏、スプリンガーにタイムリを打たれ1点を失います。
しかし、大きく崩れることはなく、6回を1失点に抑える粘投を見せてくれました。
チームは、2点リードを守り切って3勝3敗のタイに戻して、逆王手をかけています。
WS vs ブルージェイズ 第7戦(11/2)
前日の第6戦に先発した山本投手が、3勝3敗のタイで迎えた第7戦に、9回裏1アウト1.2塁の場面で登板しました。
4-4で迎えた9回裏、スネルが1アウト1.2塁のピンチで降板。
山本投手は、カークに死球を与え、1アウト満塁にするも後続を打ち取り切り抜けます。
11回表に、スミスが勝ち越しホームランを放った後の11回裏、1アウト1.3塁のピンチもダブルプレーに打ち取って試合終了!
5-4で勝利し、ドジャースはワールドシリーズ連覇を果たしました。
前日登板の疲れや、大きなプレッシャーの中での見事なピッチングで、WS3勝を挙げた山本投手。
文句なしのワールドシリーズMVPも獲得しています。
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