【MLB日本人選手まとめ】藤浪のNPB復帰・今永&菊池ら先発陣の最新成績を一挙紹介(2025年7月)

2025年もシーズンは折り返し地点を迎え、メジャーリーグで活躍する日本人選手たちの動向に注目が集まっています。
この記事では、7月オールスタ前から中旬にかけての最新情報をまとめてご紹介。

NPB復帰を決めた藤浪晋太郎選手の移籍話をはじめ、今永昇太投手の快投、千賀滉大投手らの登板内容など、話題に事欠かない内容となっています。(ドジャース所属選手除く)

さらに、7月24日時点で青柳晃洋投手がフィリーズ傘下を自由契約となり、ヤクルトが獲得調査に動いているというニュースも入り、後半戦に向けて新たな展開も見えてきました。

今後の動向も含めて、日本人選手の“今”を一気にチェックできる保存版です⚾

日本人選手10人まとめ

■ ダルビッシュ有(パドレス)

ダルビッシュ有投手は、7月13日(日本時間)フィリーズ戦に先発して4回2/3を5安打4失点で降板。

日米通算204勝目はお預けとなりました。今季2戦目での登板は、黒田博樹氏を超える歴代単独トップ勝利を目指しましたが、惜しくも到達ならず。

登板後にチームは逆転し黒星は回避。リリーフ登板した松井裕樹投手も好投を見せるなど、日本人投手がそろって後半戦への弾みをつける内容となりました。

■ 今永昇太(カブス)

前半戦の締めくくりとなる7月14日(日本時間)ヤンキース戦に先発登板した今永昇太投手は、7回2安打1失点、6奪三振の好投で今季6勝目を挙げました。

復帰後4度目の登板で着実に状態を上げており、この日はジャッジを三球三振に仕留めるなどキレのある投球を披露!2回にスタントンにソロHRを浴びましたが最少失点にとどめ、チームの勝利に貢献しました。

安定した先発ローテの一角として、後半戦にも期待が高まります。

■ 菊池雄星(ブルージェイズ)

ブルージェイズの菊池雄星投手は、7月13日(日本時間)Dバックス戦に先発登板しました。

5回2/3を投げて6安打3失点、スアレスに2打席連続本塁打を浴びるなど苦しんだ場面もありましたが、最速約154キロの直球を軸に粘投を見せました。

左肩への打球直撃にも耐えてマウンドに戻る姿には気迫がにじみ、地元ファンからも拍手が送られました。この日チームは10-5の大差で勝利!今季20試合目の登板を終え、防御率は3点台前半を維持しています。

■ 千賀滉大(メッツ)

7月12日(日本時間)1カ月ぶりの先発マウンドに立った千賀滉大投手は、ロイヤルズ戦で4回無失点の好投。

右太もも裏の張りによる離脱からの復帰戦ながら、粘りのあるピッチングを披露しました。

67球で4奪三振、2四球と内容も上々。特に序盤の無死二・三塁のピンチを無失点で切り抜けた場面は、さすがの一言!千賀投手の不在中に低迷したメッツの先発陣にとって、待望の“エース復帰”は大きな戦力となりそうです。

■ 菅野智之(オリオールズ)

オリオールズの菅野智之投手は、メッツとのダブルヘッダー第2戦7月11日(日本時間)に先発し、6回4安打3失点で7勝目をマークしました。

両親や伯父の原辰徳氏が現地で見守る中での登板となり、気迫のこもった投球を披露しました。

開幕からローテを守り抜き、前半戦は18試合で7勝5敗、防御率4.44。6月以降やや失速していたものの、最終登板を白星で締め、後半戦へ良い形でつなげました。

■ 吉田正尚(レッドソックス)

吉田正尚選手は、オールスター前の最終戦となった7月14日(日本時間)レイズ戦に4番DHで先発出場。4打数ノーヒットに終わりました。

この試合でレッドソックスは10連勝を達成。吉田選手が復帰した10日(日本時間)以降負けなしで、勢いに乗ったまま後半戦へ突入します。

現在の打率は.286と高水準を維持しており、今後の巻き返しにも期待がかかります。

7月10日(日本時間)3安打👇

■ 小笠原慎之介(ナショナルズ)

小笠原慎之介投手は、7月13日(日本時間)ブリュワーズ戦にメジャー2度目の先発。

4回4安打3失点と粘投しましたが、試合後に3A降格が発表されました。3回までは無失点に抑える好内容でしたが、4回に失点を重ね降板。

メジャーデビューからわずか2登板でのマイナー再調整となります。NPBから移籍し、順調とはいえない船出となりましたが、再び昇格を目指して奮闘が続きます。

■ 前田健太(カブス傘下AAA)

カブス傘下3Aで登板中の前田健太投手は、7月12日(日本時間))の先発で5回を凌ぎ切るも6失点(自責5)と内容が伴いませんでした。今季序盤はタイガースでリリーフ起用が続き、5月にDFA通告を受けて戦力外に。

カブスとマイナー契約を結んで再起を図っているものの、3Aでも防御率7点台と苦戦が続いています。

かつてのエースが再びメジャーの舞台に立つためには、もう一段階の調整と結果が求められます。

■ 藤浪晋太郎(DeNA)

メジャーでの再挑戦を目指していた藤浪晋太郎投手が、NPBのDeNAに復帰することが決まりました。

阪神を離れて3年ぶりの日本球界復帰。今季はマリナーズ傘下の3Aでプレーし、一時は防御率13点台まで悪化しましたが、5月以降は無失点を続けるなど復調の兆しもありました。

6月に自由契約となった後もメジャー再挑戦を模索していましたが、最終的に熱心にアプローチしたDeNA入りを決断。背番号は「27」、年俸は推定5000万円と報じられています。制球に課題を抱えつつも、最速102.6マイル(約165キロ)を誇る実力派右腕が、再び日本で存在感を示せるか注目されます。

■ 青柳晃洋(フィリーズ傘下/リリース)

フィリーズ傘下のマイナーに所属していた青柳晃洋投手(31)が、7月24日(日本時間)球団からリリース(契約を解除)され自由契約となったことが報じられました。

今オフ、阪神からポスティングで移籍し、フィリーズとマイナー契約を締結。春季キャンプにも参加していましたが、制球難によりオープン戦では結果を残せず、3Aや2Aで登板を重ねていました。
マイナー通算23試合で防御率7.22と厳しい成績が続き、最終的に契約解除となりました。

この動きを受け、ヤクルトが青柳投手の獲得に向けた調査を進めていると報道されました。チームは現在リーグ最下位に沈んでおり、防御率もリーグワースト。7月末の補強期限を前に、投手陣の立て直しを図るため本格的な交渉に入る可能性もあり、今後の動向が注目されます。

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