2025年7月15日(日本時間16日)に開催されたMLBオールスターゲームは、アトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークで行われました。
各選手が所属チームのユニフォームで登場し、新たなルールが導入された今年の一戦は、最後まで見逃せない展開に。まさかの“ホームランダービー決着”という異例の終幕で、ナ・リーグが劇的勝利を収めました!
2025年7月15日(日本時間)9:24分頃開始 くもり 32℃ 湿度50%
トゥルイスト・パーク()アトランタ・ブレーブス本拠地)
🎯試合展開と注目シーン
📊スコアは👇

先発一覧
ア・リーグ | ナ・リーグ |
---|---|
監督 A.ブーン(NYY) | 監督 D.ロバーツ(LAD) |
コーチ S.ボート(CLE) | 名誉コーチ C.マッカロー (MIA) |
名誉コーチ J.トーリ(元NYY監督) | 名誉コーチ B.スニッカー(ATL) |
1番 二塁手 G.トーレス | 1番 DH 大谷翔平 |
2番 左翼手 R.グリーン | 2番 左翼手 R.アクーニャJr |
3番 右翼手 A.ジャッジ | 3番 二塁手 K.マルテ |
4番 捕手 C.ローリー | 4番 一塁手 F.フリーマン |
5番 一塁手 V.ゲレーロJr | 5番 三塁手 M.マチャド |
6番 DH R.オハーン | 6番 捕手 W.スミス |
7番 三塁手 J.カミネロ | 7番 右翼手 K.タッカー |
8番 中堅手 J.バイエス | 8番 遊撃手 F.リンドーア |
9番 遊撃手 J.ウィルソン | 9番 中堅手 P.C.アームストロング |
投手継投
ナ・リーグ:P.スキーンズ →C.カーショー →Jアダム →L.ウェブ →D.ピーターソン →M.ゴア
→A.アボット →A.モレホーン →R.ロドリゲス →T.メギル →J.ミジオロフスキー →R.スアレス
→E.ディアス
ア・リーグ:T.スクーバル →C.ロドン →B.ウー →J.ライアン →D.ラスムッセン →K.ブビッチ
→C.マイズ →C.エステベス →S.スミス →A.ムニョス →A.チャップマン
スキーンズが100.3マイルを記録
先発はナ・リーグから注目の新人ポール・スキーンズ。
メジャーデビューから二年連続先発、ピッチャーでの2年連続出場は史上初!
初回に161.4キロ(100.3マイル)を計測し、2008年以降のオールスター先発投手として最速記録を更新!スタジアムをどよめかせました。
🧢大谷翔平の2打席は
大谷翔平選手は、ナ・リーグの「1番・指名打者」として先発出場。
対するは、2024年サイ・ヤング賞左腕、ここまで10勝3敗 防御率2.23のタイガースのスクーバル。
注目の第1打席では、外角低めのスライダーをしっかり捉えてセンター前ヒット!2年連続のオールスター安打となる出塁で、いきなり存在感を見せました。
続く第2打席では、2年連続ホームランかと思わせる大きなファールもありましたが、最後は一塁手の正面を突く強い当たりのゴロ。惜しくもアウトとなり、この打席をもって交代となりました。
試合を通じては2打数1安打1得点。短い出場時間ながら、スタジアムの注目を一身に集めるインパクトはさすがでした。
🎤マイク付き登板のカーショー魅せる!
ナ・リーグ2番手ピッチャーは“レジェンド枠”のクレイトン・カーショー。
FOX中継でマイクをつけて登板したカーショーは、打者ローリーを前に「ちょっとチーズ(=速球)を投げるよ」と宣言。その言葉通り、初球のフォーシームでレフト前へ打たれたものの、タッカーの好守に助けられアウトに。その後も打者を相手に計6球を投げ終えると、ナ・リーグのロバーツ監督がマウンドへ。
「これはお前のだ、持って帰れ」と声をかけながらボールを手渡し、カーショーは大きな歓声に包まれながらマウンドを後にしました。
💥アロンソ&キャロルのHRでリードは6点に
6回にはピート・アロンソが3ランHR
続いてコービン・キャロルもソロHR!ナ・リーグが一気に6点差をつけて突き放します。特にキャロルは球団史上初のオールスターHRとなり、記録にも記憶にも残る一打になりました。
💥終盤、ア・リーグが反撃!ルッカーの一発からスイングオフへ
ホームランダービーでわずか数センチ差で敗退したブレント・ルッカー(アスレチックス)が、翌日の試合では見事に結果を残しました!
7回、ジャイアンツのロドリゲスから完璧に捉えた3ランHRで、ア・リーグに初得点をもたらします。
そこから試合は一気にヒートアーップ!
ロイヤルズのガルシアが四球で出塁すると、すぐに盗塁。
捕手(ロッキーズのグッドマン)の送球ミスで三塁まで進み、同じくロイヤルズのウィットJr.の内野ゴロでさらに1点を追加。
ウィットJr.は9回にも、バクストンの二塁打に続き、タイムリーツーベースで1点を追加。
そしてクワンのタイムリーで同点にー
ナ・リーグ大差で決まると思いきや、終盤のア・リーグの勢い!
あと1アウトで敗戦という場面から、試合をスイングオフ(ホームランダービー)へと持ち込みました。
史上初のスイングオフで、オールスターゲーム盛り上がります!!
✅延長戦は史上初のホームランダービー!
2022年のルール改正によって、延長戦の代わりとして導入されたこの新方式は
1人3スイングで、3人ずつが本塁打数を競います。
- ア・リーグ代表:ルッカー(アスレチックス)、アロザレーナ(マリナーズ)、アランダ(レイズ)
- ナ・リーグ代表:アロンソ(メッツ)、ストワーズ(マーリンズ)、シュワーバー(フィリーズ)
結果:シュワーバーが圧巻の3スイングホームランでMVP!
- ルッカー:2本(ア・リーグ) いきなり2本は、ア・リーグ優勢
- ストワーズ:1本(ナ・リーグ) この1本差がどうなるか
- アロザレーナ:1本(ア・リーグ) 突き放されてしまったーー
- シュワーバー:3本(ナ・リーグ) これは圧巻!ナ・リーグが逆転!
- アランダ:0本(ア・リーグ) 惜しい1本もありましたが、これで決着。
ア・リーグ 3 VS 4 ナ・リーグ
スイングオフでは、序盤はア・リーグがやや優勢かと思われましたが、シュワーバー(フィリーズ)が3スイングすべてをホームランにした場面で流れが一変。これには選手たちも大歓声で盛り上がり、まさにオールスターならではの瞬間となりました。
延長戦の代わりにスイングオフで勝敗を決するという試みは、ファンも選手も楽しめる最高の演出でした!
「こういう形で決まるのも、オールスターゲームだからこそ」と感じさせる素晴らしい結末でした。
シュワーバーは、スイングオフでMVP!!おめでとうございます!
✅新チャレンジルールABSも話題に!
春季キャンプで導入された「自動ストライク・ボール判定(ABS)」とチャレンジ制度もオールスターで採用されました。
初回から早速、ア・リーグがチャレンジを行い、見事に判定が覆る場面も。
ルール概要
- 投手、捕手、打者のみチャレンジ可能
- 投球直後に帽子やヘルメットをタップして審判に申告
- ベンチからの助言は禁止
成功 3/4
・初回:ローリー&スクーバルの同時チャレンジは、ほぼ確信していたようですね。
・5回:ウィルソンのチャレンジ
・9回:ディアスのチャレンジ
失敗 1/4
・8回:ストワーズのチャレンジは失敗でした。
バッテリーや打者が微妙な判定を見極めた上でチャレンジを選択し、その成功率の高さは、選手たちの卓越した選球眼と判断力の確かさを証明するものとなりました。
技術進化とともにルールも変化していくMLB。来年本格導入されることをこの夏中に協議されることにも注目ですね。
※本記事は、MLBのニュースや中継内容をもとに個人でまとめた記録です。できる限り正確を心がけていますが、誤りが含まれる可能性もあります。正確な情報は公式サイト等をご確認ください。