2025年7月11日(日本時間)、2025年のホームラン・ダービー出場選手が正式に発表されました。
今年の舞台はアトランタのトゥルイスト・パーク。
開催は2025年7月15日午前9時(日本時間)です。
発表された出場選手(全8名)HR数はホームランダービ前日まで
🟥ア・リーグ 🟦ナ・リーグ *ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は出場辞退
🟥カル・ローリー(マリナーズ)38本
6月の月間MVP!現在38本の本塁打でメジャートップ!!
今回のダービーでは、父トッド(元大学コーチ)が投手を務め、15歳の弟トッドJr.(愛称T)が捕手を務める計画。家族競演は是非見たい!
🟥バイロン・バクストン(ツインズ)21本
今季放った特大479フィート(約146m)のホームランは圧巻!
🟥ジュニア・カミネロ(レイズ)23本
- ウッドと共に22歳の若手スラッガー
- どちらかが優勝すれば、最年少優勝記録(1993年 フアン・ゴンザレス 23歳)を更新!
🟥ブレント・ルーカー(アスレチックス)20本
昨季39本塁打、今季も20本塁打と安定感抜群!
ホームランダービーに出るのがずっと夢だったとInstagramで語っていました。
🟥ジャズ・チザムJr.(ヤンキース)17本
ヤンキース代表チザムJr.が優勝すれば、ジャッジ以来球団5人目!
🟦オニール・クルーズ(パイレーツ)16本
怪物パワー!打球速度122.9マイル(約197.8キロ)の記録保持者。大舞台での超特大HRに期待!
🟦ジェームス・ウッド(ナショナルズ)24本
今季フルシーズン1年目ながら24本塁打を放っています。ナショナルズ3人目の栄冠なるか!
🟦マット・オルソン(ブレーブス)17本 ※アクーニャJr.の代替選出
- 2021年以来2度目の出場で、地元ファンの前での優勝を狙います。
- 地元開催での優勝なら史上4人目の快挙に!
⚾ ホームラン・ダービーのルールは?(2025年版)
ルール解説|3ラウンド制
2025年のホームラン・ダービーは全3ラウンド制で行われ、飛距離や本数だけでなく、戦略や集中力も問われるスリリングな展開が予想されます。
第1ラウンドのルール
・8選手が順に打席に立ちます。
・制限時間3分または40球に達するまで打ち続けます。
その後、3アウト制のボーナスタイムに突入。
ボーナスタイム中に425フィート(約129.5m)以上の本塁打を1本でも放てば、追加で1アウトが与 えられます。
・合計本塁打数の上位4名が準決勝に進出(同数なら最長飛距離で判定)。
準決勝のルール
・第1ラウンドの順位に基づき、「1位 vs 4位」「2位 vs 3位」の直接対決が行われます。
(制限時間は2分または27球に短縮)
・勝者は本塁打数で決まり、引き分け時は
1.延長60秒
2.決着がつかない場合は3スイング制の延長戦で決まります。
決勝のルール
・準決勝と同じルールで実施。
見どころは勝負所の延長戦、1スイングの重みがまさに勝負のカギ。
タイムアウトについて
各ラウンドで45秒のタイムアウトを1回だけ使用可能です。
(使用できるのは最初の制限時間内のみで、ボーナスタイムでは不可)
なぜ、ホームランダービーを辞退するのか
ホームラン・ダービーは、フルスイングを連続で求められる過酷なイベントです。
以前は長距離弾でボーナスタイムを獲得できるルールだったため、選手は最初から飛ばし続ける必要があり、体への負担が大きくなっていました。
そのためMLBは昨年からルールを一部見直し、今季も「制限時間3分 or 40球」「ボーナスタイム中に425フィートで+1アウト」など、負担軽減を意識した形式に。これにより選手は最初から無理に飛距離を狙わずに済むようになりました。
とはいえ、一度バットを握れば本能的にフルスイングしてしまうのがスラッガーの性。
後半戦への負担も考えれば、辞退という選択にも十分うなずけます。
それでもこの舞台に立つことを選んだ選手たちには、思いきりプレーして、観る人をワクワクさせてほしいですね。ファンとしては、全力のスイングと熱い戦いを楽しみにしています。